ヴォイニッチ手稿の秘密を読みました その7

 新たなスピネタがあればこのシリーズは後回しになったのですが、特になかったので続けてその7を進めていきます。今回紹介するのは最後の第五章『根と植物を使った創造』になります。植物に始まり、植物に終わるのが本書らしいですな。

 この章も中々興味深い事が書かれていますので、その触り程度を紹介出来たらなと思います。引用しすぎないように気をつけねば……(汗)。


 では、お約束の目次紹介から始めますね。


 人種を創る根/生き物の身体と意識/妖精/雲/巨木/水の結晶/アカシア/人間と巨木の関係づくり/植物の観察システム/植物の進化/植物の子孫繁栄システム/微生物と植物の関係作り/水場を教える/植物の太陽感知システム/雷雨のシステム/巨人/飼われる動物/滝のシステム/クモ/下位次元の存在/パンダ/火山のシステム/地下都市のシステム/岩山のシステム/龍の基本性能/イルカ/サメ/マンタ/イソギンチャク/シャチ/巨石に入れるプログラム/松に入れるプログラム/恐竜/胎児期のプロセス


 それでは、ここから気になった部分をちょっとずつ紹介していきます。


 白人種は脳を使う事に意識を向けやすいように創られ、黄色人種は脳よりハートに意識を向くように創られた。褐色人種は大地よりパワーを得て、内界で感じた事を肉体で表現したり、行動したりする事に意識が向きやすくなる。

 インドなど南アジアに住む茶色人種は、霊界に意識が向くように創られ、他人種より口数は多くない。地球のように様々な人種が存在する星は少ない。


 ヘビの意識は、眠りの時代から目覚めの時代へのサイクルに連動する。イノシシのまっすぐに突進する意識は直線的なエネルギーになり、人間のライトボディを通過した時に溜まった不要な波動を振り払う。

 リスの意識は人間の命令に従う事。信頼関係を築ければ人間の友となり、良きしもべとなる。カメは生きているだけで落ち着きと静けさと穏やかさの意識を発散している。その意識に人間が包まれると、穏やかで落ち着いた気分になる。


 シマウマの意識は優しさの波動になり、人間を含め、全ての生物に広がる。ウシは静かに観察すると言う意識がある。観察された内容は多次元に送られている。ライオンは周りにいる人間の雑念エネルギーを吸い取り、癒やしの波動を発する。


 カバはゆったりのんびりした性質がある。この意識の波動が周りに拡散し、それを得た生き物は穏やかさの気を受け取る事になる。クジラの魂は、本来高次の存在だ。地球に調和をもたらす役目を持ってやってきた。現在存在しているクジラ達は今も自分達の使命を意識している。


 妖精は山や森に宿るスピリット達だ。山や森に存在する生き物や鉱物は様々な波動を出している。その波動が妖精達によって撹拌され、融合され、その場所に合った波動に変化する。

 この波動が地球の意識と繋がり、地上に生きる全てのものを包み込む。


 地球の上空で冷やされた水蒸気が雲になると、その雲に意識が宿る。それは「されるままに委ねよ」と言う命令波動の入った意識だ。雲に意識が入ると人間の意識が伝わる。太古、それによって雨乞いが出来た。雲を発生させる事も去らせる事も出来た。

 高次の存在が地球の浄化のために雨を降らせる事が出来るのは、雲に意識が宿っているからだ。雨だけでなく、風を起こす事も出来る。


 太古には、高さ数キロの天まで届きそうな巨木があった。今では切り倒されたり消滅したりして幹だけが残り、人はそれも『山』と呼んでいる。その頃の巨木の役目は高次元と繋がる天界との通路だった。

 高次の存在が地上に降りたり、その頃の人間や生き物が高次へ上がったりして、宇宙の調和と進化における地球での役割を果たしていた。この頃の人間は反物質だった。


 巨木は常に人間にメッセージを送るように創られた。太古の人間は、問題や悩みがあると巨木に尋ねた。巨木はそれを聞き、答えやメッセージを心の耳と肉体の耳の両方に伝えた。現在、地上にある木々にその能力はない。


 動物が地上でその役割を果たすためには、それに特化した食べ物が必要だ。7次元ではそのような植物が多数作られている。


 植物は、他の植物、昆虫、鳥類、動物、人間など地上の生き物や細菌、微生物なども観察している。全ての植物でこのシステムは働き、それがまとまって太陽に送られ、そこから上の次元へと送られている。

 このシステムがあるから、地上の生き物の分布領域、その数、生態の変化などが高次の存在達に分かるようになっている。


 太陽も多次元から得た情報を地上の植物へ送っている。植物はその情報から自然淘汰や進化の時期を知り、その準備を始める。植物は宇宙との調和を心地良く感じる。その調和のために淘汰されるべき時期が来たとしてもだ。


 雷が空中で放電する事により、地上の植物は活性化する。植物も大地も電気を帯びる事でパワーアップする。それによって植物の成長や地中の生き物を活性化される。それが地球の波動も上げる。

 雷が発生しなければ植物は徐々に枯れ、地球の波動も下がっていく。


 人魚は今もいる。彼らは人間と同じくらいの大きさだ。顔や髪や手もある。卵から生まれるので乳房はない。人間より高い知性を持っている。イルカやクジラが発するような声で意思疎通する。主な生息地は深海で、イルカやクジラのように人類を見守る役目がある。


 ワニは『基盤整備』と言う意識を備えている。『地ならし』のようなものだ。地球に入ってくる様々な波動を地ならしし、ある程度の平均化に役立っている。

 トラには『厳格さ』の意識が備わっている。トラの厳格さは純粋なものだ。高次の存在の男性意識だ。この意識があるから、人間はエゴからくる厳格さを自ら軌道修正出来る。


 小人族は人間が入れない山や森に住んでいる。彼らは哺乳類で、自分で肉体を物質にも反物質にも出来る。意識レベルは人間より高く、平和に暮らしている。彼らは『仲間意識』が強い。決して喧嘩はしない。この意識が人間の持つ『仲間意識』を高める事になる。

 巨人は、ジャングルや雪山など人間の入り込めない所に家族や仲間と住んでいる。彼らも哺乳類だ。彼らは優しく大人しい。この意識が地球上に広がり、生き物全ての意識に入り込む。彼らの意識波動がなければ、人間の持つ優しさは刺激されても反応が鈍くなる。


 滝は水のエネルギーを最も高い形で保持出来る。滝に宿る存在達はそのエネルギーに自らの意識を転写し、水を通じて世界中に循環させる事が出来る。地球に存在する全ての滝にこのシステムが備わっている。


 パンダの意識は『食う、寝る、遊ぶ』だ。この意識が似たような傾向を持つ人間に共鳴すると、その人間はエゴの安楽さと怠惰に浸るようになる。これもエゴからの脱却を成長とみなす魂に課された課題になる。

 逆に、楽をする事を自ら許さない人間には入りにくい。


 山や火山そのものにはほとんど意識はない。山には霊的存在が住む。火山には住まないが、人間の意識がマグマに溜まるようになっている。特に集合意識に留められた怒り、恨み、恐れ、悲しみだ。

 噴火の条件はいくつかある。これらの感情が一定量に達する事と、他の星々の天空上の位置や月との関係だ。この条件が満たされた時、光か闇かに関係なく高次の存在の命令がくだされて起こる。


 地球の地下には高い意識を持つ異星人が住んでいる。都市は非常にシンプルで小さなコロニーであり、そう言う都市が地底内にいくつもある。そこにセントラルサンはないが、動植物は存在する。彼らは反物質で食事の必要がない。人間達の日常と同じように暮らしている。地球は彼らの星でもある。


 岩山は、人間に成りすまそうとする異星人、人間を連れ去ろうとする異星人など、許可なく侵入しようとしている異星人から守っている。今、これらは既に起こっているが、ある程度守られている。


 龍は種類によって住んでいる次元は違うが、ある程度多次元にも行ける。龍は高次の存在を乗せる。誰がどの龍を呼ぶかは決まっている。龍は雨を降らせると言うが、実際は乗っている高次の存在が雨雲を呼んでいるのだ。

 龍が声を発する時は非常に怒っている時だ。真実を隠し、本音を語らず、力で他を操作している時に諭す声だ。龍の声は、その対象になっている者達にのみ地響きのように聞こえる。その声を無視すると火を噴く事になる。その対象になった者は消される。龍の意識は『討伐』だ。人間の想像する罪の軽重とは違う基準だ。


 イルカの祖先は他の星からやってきた。シロイルカは他のイルカより能力や波動が高い。彼らは目の前にいる人間にどんな意識が必要かを感知する事が出来る。そして、それを波動で送る事が出来る。本来、愛の存在だ。


 サメの意識のひとつは『正義』だ。サメも光の存在で、相手も光の存在ならば意識が曇っていても大切にする。この波動が人間に伝わる事で、仲間意識や仲間内の赦しの意識を刺激している。もしこの世界にサメがいなければ、人間は仲間意識だけで固まり、赦すと言う意識は成長しにくかっただろう。


 マンタはエイと形は似ているが意識は違う。マンタの機能は『楽しみたい』と言う波動を発する事だ。マンタ自身もそれを意識している。イルカやクジラと同じく、人間以上の意識を持っているからだ。

 この機能をプログラムする事で、人間を含めた地上に住んでいる全ての生き物にエゴではない『喜び、楽しみ』と言う高次の波動を発し続けている。


 イソギンチャクは全ての気やエネルギーを循環させる波動を出し、それらが粒子の中に詰め込まれ、海面へと浮かばせる。するとそれが海面を漂い、波動を出しながら広がっていく。その循環が海の生き物達の波動を安定させる。

 これがなければ混乱や乱れが正されず、死んでいくもの達もいるだろう。海の中の生態系のバランスを取っているのだ。


 地球はニ極性のエネルギーに支配されており、人間の集合意識によって片側の極みに達すると振り子のようにもう一方に動くようになる。しかし、過度な力で振り切ってしまうと元に戻らなくなってしまう。この振り子のような動きが絶えず働くのはシャチのニ極をバランスよく動かす意識だ。


 世界中にある巨石はエネルギーの浄化、集積、循環をプログラムされている。巨石を置く場所、置き方、組み合わせ方で、大きな浄化装置になる事もあれば、宇宙からのエネルギーの集積装置にも、循環装置にもなる。そのような場所は高次の存在が管理している。

 よって、人間がそれを少しでもいじると効果は消失する。


 松は地中の微生物を活性化させるため、生えている土壌はより肥沃になる。更に、松は近付いてきた人間のマイナスの気を浄化し、エネルギーを与える。松の側に行くだけでその人間に必要なプラーナを得る事が出来る。


 恐竜もまた7次元で創られた。恐竜を創造したのはこの次元の存在達の実験だった。実験が失敗だと判断した存在達は、隕石を落として恐竜を絶滅させた。


 胎児は、誕生するまで子宮の中で30億年の進化を辿ると言われている。しかし本来、人間はこのような進化をしていない。

 魂の成長を目指す人間を創造するには、魚類、両生類、爬虫類、哺乳類にプログラムされた意識や特性の中で必要なものがあった。それらを胎児用にプログラムする事で遺伝子がオンになるようにプログラムしたのだ。


 人間が見出した進化論は、ある程度は正しい。しかし限定的だ。



 ふえええ……むっちゃ長くなってしまった。ここまで読まれた皆さん、長文をお読みくださり有難うございます。各項目、生物の説明が続いたと思ったら妖精とか小人になったりと、まとまりがありませんよね。

 これを植物、動物、幻獣とまとめようとも思ったのですけど、本文の流れの通りにするのが自然かなと思って敢えて順番はいじりませんでした。


 今回の第五章では、巨木のところで『この地球に山や森は存在しない』を思い出した人もいるかと思います。やはり馬鹿げた大きさの木は存在していたのかも知れませんね。ロマンだなあ。

 ロマンと言えば人魚や巨人や小人達の存在も書かれておりました。どの存在も人間より意識高い系のようです。人間も平均値では低いかもですが、高い人は同列に並ぶくらい高いのでしょうね。地下に異星人が住んでいるって言うのも当たり前にように書かれております。地球はその異星人達の星でもあると。


 いつか全ての秘密が解除された時に、知ってたよ。これからみんなで仲良くしようね。って言えるようでありたいものですね。

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