ヴォイニッチ手稿の秘密を読みました その5

 ヴォイニッチ手稿の秘密感想、今回で5回目ですね。それでは、第3章の紹介に移りましょうか。第3章は『エゴシステムの創造』になります。エゴシステムって何じゃらほいと言う感じですけど、人間の持つエゴもまた7次元の植物由来って事みたいっスね。エゴとは『自分』『私』と言う意識の事。その意識する欲求や感情、または思考状態の事を指します。

 人間は低次元の物質界で生きるため、エゴエネルギーは必要なのだそうです。エゴ自体は成長しないのですが、様々な経験をして気付く事によって、その使い方が変わってくるのだとか。


 では、第3章の目次を紹介します。


 うお座のエネルギーを使ったエゴエネルギー/やぎ座のエネルギーを使ったエゴエネルギー1/やぎ座のエネルギーを使ったエゴエネルギー2/やぎ座のエネルギーを使ったエゴエネルギー3/牛飼い座のエネルギーを使ったエゴエネルギー/シリウスのエネルギーを基にヒューマノイドから人間へ/さそり座のエネルギーを使ったエゴエネルギー/ヤマネコ座のエネルギーを使ったエゴエネルギー/シリウスのエネルギーを使ったエゴエネルギー2/てんびん座のエネルギーを使ったエゴエネルギー/りゅう座のエネルギーを使ったエゴエネルギー/いて座のエネルギーを使ったエゴエネルギー


 目次を見て分かる通り、人間の自意識は各星座の影響を強く受けているようです。正確に言うと、この段階ではまだ感情のないヒューマノイドであり、エゴエネルギーを取り入れる事で人間になっていくと言う事のようです。


 各星座が司る感情は多岐に渡ります。最初のうお座だけをとっても、『優しさの意識』、『老いの意識』、『獲得意識』、『冷静さの意識』、『与える意識』、『静寂を求める意識』、『やめようとする意識』、『強化する意識』、『防御意識』、『吸着する意識』、『発散したいと言う意識』、『円滑を望む意識』、『移植する意識』、『引力の意識』、『パワー意識』、『勇気を感じる意識』、『恥』。これだけの意識にうお座は影響を与えているようです。


 ただし、星座のエネルギーを直に受けていると言うのではなく、星座のエネルギーの影響を受けた植物に浸る事で影響を受けると言う仕組みのようです。うお座の場合、ひとつの植物に浸かる期間は中心の植物が6年で外側は3年なのだとか。


 これらは植物の種のようにプログラムされているようです。低次から高次まであるこの意識は、成長と共に刺激を受けてすぐオンになるものもあれば、学びや気付き、覚醒と共に時間をかけてオンにするものもあるみたいです。

 動物としての人間のスイッチから高次の進化へのスイッチもあって、何を選ぶかは人間の自由意志次第なのだとか。


 後はこの章の中で書けそうなものを、いくつかかいつまんで紹介しますね。


 低次のエゴに支配された人間達の組織や社会は、多くの規則を作って束縛する。多くの人間達はその中で疲弊し、衰弱する。彼らが望む『自由気まま』は一時的な休息で終わる。成長する人間は、根底にあるこの意識から進化する組織作り、社会作りをしていく。

 高次へと進むエネルギーは全ての人間の遺伝子に書き込まれているが、自ら意識して手にしなければ、種のままで終わってしまう事になる。


 本来、3次元では女性は右手からエネルギーが入るが、7次元では左手から入る。この次元では、左手から入ったエネルギーが脳と心臓に入り、そこを経由して体中を巡り遺伝子に書き込まれる。男性は反対の手だ。


 シリウスは7次元にも影響を及ぼす星座の中のひとつの星だ。これを地球ではシリウスと呼んでいる。この星から得られるエネルギーは、他者との関係性の成長、そのための自己の成長、そして高い波動で自分のいる領域を包み、守る事だ。

 また『他者との関係性』は進化の状態によって個人から始まり、集団へ、そして宇宙全体へと意識は高まる。そのため、この星の高次の存在は宇宙のための役割を担っている。


 低次のエゴが悪い訳ではなく、人間の進化の過程では身を守るためにこのような動物状態の意識も必要なのだ。ただし、これで終わってしまうと動物人間。ここが進化のスタート地点になる。


 人間には多くの高次存在の意識粒子が埋め込まれている。その意識で、日常のちょっとした行動から仕事や余暇の使い方までプログラムされている。

 そして、外的な刺激から内側で想像したり、記憶を呼び起こしたりする内的な刺激により、反応としてエゴが発現する。怒りやすい、落ち込みやすい、疑いやすい、あきらめやすい、恐れやすいなど、刺激と反応で生きている事が眠っている状態だ。


 刺激と反応は連続した体験である。人間の成長と覚醒には、幼い頃からの様々な体験が必要だ。あまり体験のない人生では種は芽吹かない。

 解脱とは、刺激と反応で起こってきた成功と挫折に気付き、学び、意識的にその状態から出る事から始まる。



 この辺りは根本仏教の思想と全く同じです。元々同じものなのかも知れませんね。第3章の紹介もほんの一部の抜粋にすぎません。詳しく知りたい方は是非本書を購入して読んでくださいね。


 と言う訳で、今回はここで終わります。では、次回をお楽しみに。

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