陽性が確認されてしまいました

 コビッド19についてスピ日記で何度か取り上げたので、実際に罹患して分かった事を書いてみようかと思います。これは私個人の体験記なので、他の人も同じ様になるとは断言出来ません。もっと軽い症状で済む人、もっと重くなる人はいると思います。ですので、飽くまでもサンプルのひとつと言う体でお読みください。


 さて、何度も波が起こったこのコビッド19。今は9波がどーとかこーとか言っていますよね。沖縄が大変だとか、他の県がやばいだとか、今の流行で咳止めが手に入らなくなっただとか……。流行の波は治まりつつあるようなので、しっかり収束して欲しいところです。

 この流行の波ですけど、新しい波になるに連れて毒性の強い話を聞かなくなってきている気がします。5類に移行したのも大きいのかもですが、この移行はサミットに合わせるためだと言う説もあるようで反発も大きかったですよね。


 最近までのこの流れを見ていると、自身も罹患した、もしくは知り合いが罹患したと言う人も多いのではないかと思います。どんなに予防してもなる人はなるし、ならない人はならない。不思議ですね。

 最初の頃は大騒動だったこのウィルスの罹患者も、今ではすごく軽い扱いになっていました。研究も進んで対処法が確立されたからなのでしょうね。病院によっては違うのかもですが。


 私、喉が腫れて何も食べられなくなって救急車に初めて乗ったんすわ。で、綿棒で鼻をいじられて点滴して、後はCTスキャンしただけ。帰りに薬もらっておしまいでした。陽性が確認されたのにですよ? 詳しい検査結果の説明もなかったし、注射の一本も打たなかったですよ。ここまであっさりしているとは。

 まぁそれは検査の結果が良かったからでもあるのでしょうね。


 ただ、喉が腫れて水の飲むのもキツいって言ってるのに飲み薬を渡されただけだったので、鬼かと思ったものでしたが(汗)。

 なので最初の服用はすごくキツかったです。楽に飲めるようになったのは今日(※執筆時)になってからでしたよ。人間、やれば出来るものですなあ。


 私が罹患したのがどう言う変異株だったかは分かりませんけど、相当弱毒化しているのではないでしょうか? だって、私味覚障害とかもないですもん。感染したら色々ヤバなるみたいなアレ、全部身に覚えがないです。今後現れる可能性はありますけど。今のところ、その兆候は感じられないですね。

 出された薬が優秀なのか、私の体質がウィルスに抗えたのか……。こう言うのは長期的に見ないといけないものでしょうから、ちゃんとした結論を出すのは一ヶ月後くらいがいいのでしょうね。


 で、感染して思ったのですけど、今のウィルスは症状が軽ければ怖いものではないです。そりゃ他の風邪に比べたらしんどいですよ。そこは間違いありません。ただ、他の風邪よりもしんどいと言うだけです。安心してください。そこまで医学はこのウィルスを軽いものにしてくれました。

 出してくれた薬は、熱冷ましのカロナール錠と咳止めのアストミン錠、そしてウィルスの治療薬ラゲブリオカプセル。この3種類。カロナール錠は熱が引かない時に飲むように言われたので使ってません。ラゲブリオを一回飲んだら翌日にすっかり熱は平熱に戻っていたからです。ラゲブリオすげええ。


 そう、私がこのウィルスを怖く感じなかったのはラゲブリオ様のお力が偉大だったからであります。それまで40℃あった体温を一度で36℃に引き戻したその実績がすごい。カプセルを飲む度に階段を降りるように症状が良くなっていくのが分かりました。まだ渡された分の半分くらいしか飲んでおりませんけど、現時点でほとんど回復した感じがします。

 5日分全部飲み切ってくださいねって言われているので、そうしますけど。


 だから最近感染した人は症状が重くなった人以外は、数日しんどいだけの病気と言う認識の人が多いのではないでしょうか。2022年の9月に一般流通が開始されたこのカプセル、お世話になった人も相当多いのでは?

 ただし、この薬の公費負担は2023年の9月30日まで。そこから先ではやたらお高いお薬になってしまいます。10月以降に感染していたらヤバかったぜえ……。1セットが9まん4312えんと言うのですからね。そんなお高い薬だったんや。道理で効くはずだわ。


 実際、10月以降も何らかの負担はしてくれるんじゃないかと思いますけどねー。どうなりますかねー。負担を続けてくれーって訴えている人は多いみたいです。その声よ届けーっ!


 あ、しんどい時の話をちっともしてませんでしたね。これは個人差があると思いますけど、私の場合は眠れませんでした。寝転がってまぶたを閉じるとその瞬間に痰が喉をつまらせるのです。これが苦しいの苦しくないのって。ま、でも2日程度ですよ。私の場合はね。そのくらいです。

 喉が痛くて食べられず、喉が痛いので声も出せなくなりますけど、すぐに治ってきますから。治る過程を楽しむのもいいものですよ。


 わずか3年前はパンデミックな扱いをされた厄介なウィルスも、今じゃちょっときつい病気程度になりました。医学の進歩ってすごいですね。過度に怯えている人はそろそろ認識をアップデートしてもいいんじゃないかしら?

 て言うか、私も罹患するまで知らなかったので人の事は言えませんでしたわ。


 波は常に増減を繰り返しているものですけど、また厄介な高い波が来た時、今より更に簡単に治療出来る技術が実用化されていますように。


 あ、最後にスピ日記らしいネタをひとつ。


 症状がきつくなってから同じ夢をずっと見続けていました。寝ると必ず前見た続きから始まるんです。症状が重くなると夢の内容も激しくなって伏線が回収されたりもして、まるで壮大なミステリを見ているみたいでしたよ。苦しむ私を哀れんだ夢の神様からの贈り物だったのかしら? 有難う、夢の女神様。

 今はもう楽になったのであの夢はもう見られないのかな。完結した気はするけど、エピローグも見たかったなぁ。


 この感染中に不思議な夢を見るって話、他の人の感染体験記で読んだ事ないんですよ。私だけに起こった現象なのでしょうか? ちなみに夢の始まりは救急車で運ばれる前なので、薬の影響ではないです。面白いですねえ。

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