それぞれのタイミング

 私は割と早いタイミングで日月神示も大日月地神示も火水伝文も艮の天文も知りましたけど、自分を基準にしているとそれらのものは常識のレベルになっているんですよね。つい最近知ったよってコメントを目にすると「え? 今頃?」って思ってしまうんです。こう言う『知るタイミング』ってそれぞれあるのでしょうね。


 それこそ、その事柄に興味があって心のアンテナが向いている時に引っかかるかどうかと言う事なのでしょう。これはスピ本に限りません。て言うか、書店やアマゾンとかでスピ本を眺めていてもピンとくるもの、来ないものがありますからね。何かを知る時って言うのは、それがその人にとっての適切なタイミングなのでしょう。


 書店に並ぶスピ本の今のブームはワクチンですけど、私はどれもあんまり読む気がしません。内容は似たりよったりですからね。その中の一冊読めば十分でしょう。不安を煽る本ばかりですが、それが陰謀論と言うやつですねぇ。

 ああ言うのは娯楽として読むくらいで丁度いいですよ。信じても面白かったーで済ますくらいでね。こう言う話は同好の人くらいしか共感してくれませんから。


 までも、今の世の中の常識はみんな嘘だったぜって話、みんな好きでしょ? 少なくとも陰謀論が好きな人は好きだと思います。陰謀論が好きな人ってリベラルな人に多いんですけど、反体制の人ってそう言うの好きですよね。逆に保守の人はあんまり見かけませんでした。昔は。

 今は世の中がこんな感じですので、保守の陰謀論好きな人も増えてるのかなぁ。


 今の日本の政治は北朝鮮や韓国の人が支配してるぜ! て言う話は保守の人も好きそうですな。嫌韓論が出てきた辺りではネットDE真実な人がたくさん現れましたっけ。私も知ったばかりの頃は貪るように読みましたよん。


 タイミングの話と言えば、新しいネタを探して『大日月地神示』で検索をしていたらですね。つい最近知ったと言う人が多く見つかるんです。そう言う人の中には、日月神示やらそれ系の知識なくいきなり大日月地神示を知った人も出てきていて、面白い現象だなと思ったりします。


 後ねえ、最近ツイッターでサーチすると『大日月地神示偽物論』がちょくちょく出るようになったんですよね。まぁでもそう言うのも出て当然でしょう。日月神示が大本に認められなかったようなものです。新説が必ず通る道って言うか。

 ただ「これは日月神示とは別のものだ」まではいいんですけど、悪魔が作ったものだ、騙されるな! まで行くと首を傾げるんですわ。アンチ派はすぐ認めないものを悪魔からの攻撃にするー。善悪二元論じゃん。


 アンチな人は日月神示は認めているのですが、日月神示の教えは悪を抱き参らせるんですよ! なら、大日月地神示も神の別の表れのひとつと何故解釈しないのでしょう。何も学んでいないのでは?

 そう考えるとアンチ派もね、筋が通っていない気がします。何でも敵認定するのは聖書原理派の思考ですよ。彼らは日本の神も悪魔扱いです。つまりそう言う事ですわな。まぁ私は霊感ないですから、実際のところは分かりませんけど。


 後、熱狂的な人が猛烈に勧めてくるので怖くなったみたいなつぶやきも目にしたのですけど、狂信的な人って出てきますよ何にだって。そう言う人ばかりだろうと思われたのは悲しいです。ただ、そう言う人もいるんだなと逆にびっくりしました。


 そりゃね、大金を騙し取られた! と言うのなら悪質だしそれはもはや詐欺ですよ? ただ、猛烈なファンがいたと言うだけで怖がられても……。猛烈なファンってスピに限らずどんなものにでも人気になったら必ず出てきますからねぇ。

 ――と言う感想を抱くのは、私が同じ体験をしていないからでしょうか。


 とは言え、アンチの存在は物事を冷静に見つめるのにいい判断材料になります。盲信や鵜呑みは良くないですからね。神示を疑って読む事で得られる気付きもある気がします。色んな事を折り込み済みで降ろされているはずですからねぇ。

 まとにかく、絶対視は思考放棄ですから、頭は柔らかくしたままいろんな物事を見つめていきたいものですね。

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