数霊【決定版】

 以前にも書いたと思いますが、私は深田剛史さんのファンです。彼の本を目にしたら何も考えずにカートに入れるくらい。そんな深田さんの最新作を書店で見かけた時、そこに買わない選択肢はありませんでした。

 購入したのは『数霊【決定版】』はせくらみゆきさんとの共著です。


 はせくらさんとの共著の本は以前にも出てまして、今回の本はその最新版と言う位置付けですね。メインはその数字の数霊的解釈で、この部分は以前の本と内容はあまり変わっていません。最初の方に書かれている今のご時世を数霊的に解釈している部分が更新部分ですね。ここ大事。

 と言う訳で、この本ではコビッド19の数霊的解釈などが書かれております。今回はそれらの記事の中から、私が気になったものをいくつか紹介しようかと思います。


 まずは、第2章の『令和の幕開け』から。


 令和のテーマは、一人ひとりが自分らしさを発芽させる事なのだそうです。令和を数字に変換すると95になり、それは成長を意味する数霊に当たるのだとか。自分の才能を活かしつつ、自分だから出来る事に挑戦する時代なのだと。


 コビッドをコロナで表現すると567ですが、567は大本などではミロクとも読みます。567を数霊的解釈にかけると、81×7となり、世界中がコロナウィルスに翻弄されている今こそが人類の7度目の建て替え立て直しの時期であり、まず日本がミロクの世を開けるための光となれよと言う意味になるのだとか。


 未来に発生するであろう変革の時は、色々な人が色々な根拠で様々な時代を想定しております。深田さんの数霊的解釈の場合、それは2041年になるのだとか。

 紀元前660年から2040年で干支の45巡りが終わり、2041年から46巡目に入ります。どうやらこの数字が大事みたいですね。過去と未来は今を軸に鏡写しになる性質があるので、偽りの日本史を2040年までに正す事で日乃本の夜明けにする事が出来るのではないかと言う事のようです。そのための資料はもう存在しているらしいので、後はこれが国民の常識になればと言ったところでしょうか。


 次は、第4章の『船出のとき、来たる』から。


 コロナを数霊で解釈すると70になります。この70の数字は東京であり、岩手であり、島根でもあります。これらの地域とコロナには共通点があるんですね。最大の感染地域の東京、感染者が見つかったのが一番最後だった岩手、死者が出たのが一番最後だった島根。数霊って不思議です。


 この騒動で日本人が一番身に付けなければいけない事は一人ひとりが精神的に独立する事なのだとか。孤立を恐れない精神力を養う事、人に頼らない、人と群れないがテーマになるようです。


 次は、個々の生命の船出。自分のやりたい事を決意と覚悟を持って進むべき時なのだそうです。そのためには『明るい執着』『爽やかな執念』『謙虚な図々しさ』を使いこなすべきなのだとか。


 後、大事なのは自分を疑う事。自分を信じると言うのは、言い換えれば自惚れる事にも繋がります。自分を信じるあまり振り返らないでいると歪みに気付けなくなり、気がつくと取り返しのつかない事になってしまったりもするもの。なので自分を信じた時こそ自分を疑い、僅かな歪みを微調整する事が大事なのだとか。


 疑うのは自身のあり方だけでなく、今まで正しいと思ってきた事や人の話、本に書いてある事、陰謀論なども同じです。鵜呑みは厳禁です。それは正しいのかな? と疑う事が大事です。調べればすぐに分かる嘘も、調べなければ信じてしまいかねません。人間、疑問に思えなければ間違ったものも信じてしまえるものですから。


 まぁ要するに、大変な時と言うのは大きく変われるチャンスでもある訳で、この時期を機にやりたい事をやってみましょうと言う話のようですね。2040年までに。深田説ではこの2040年が最後のチャンスみたいですからな。


 本書には他にも様々な示唆に富む内容が書かれております。出来れば手に取って読んで欲しいですね。私からは以上です。

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