よひとやむみな
今回は最近出たスピ本の紹介です。とは言え、私は買ってません。買ってない本を紹介するのはルール違反かも知れませんが……パラパラとめくってある程度の内容を確認した上で、自分なりのこの本の感想を書いていきますね。
まずはアマゾンでのこの本の紹介を転載します。
(内容紹介)
超弩級の神示! 出口なお、王仁三郎、岡本天明に降ろした神が、 現代の人々に伝える緊急メッセージ!
「いよいよ大峠の時が来た。早く身魂を磨いておくれ」
これから起こる大災害と大混乱を前に『日月神示』を元に、今とこれから必要な事、御魂磨きの方法を伝えています!
※「よひとやむみな」とは、「世も人もみんな止まる」と言う意味。
「一日に十万の人が死に出したら、神の世が近づいたと思え。テレビや新聞や専門家と称する者などの情報を鵜呑みにせず、よく世界のことを見て、よく考え、皆に知らせてくれよ。」
「わたくしは世界中の神、人類創造エロヒムの一柱、天地、宇宙を司る神の一柱、瀬織津姫穂乃子じゃ。」
※日月神示を下したのはクニトコタチノ神ということになっていますが、実は瀬織津姫穂乃子の神が下した。クニトコタチノ神は、穂乃子様の中にいる神様で、一体でもあるそうです。
「地震が起こるぞ。雷が落ちるぞ。火の雨が降るぞ。大地の軸が動くぞ。それらはみな大洗濯のためじゃ。よほどしっかりしておらんと生きていけん。」
「この大峠で生き残るのは、身魂の磨けた者ばかり。神が勝手に選ぶのではない。身魂を磨いたら、波動が変わるのぞ。その波動が、出来事を引き寄せるのぞ。」
「そなたの心の中に、神がまつろえる場所を作れということぞ。神をまつろうとは、神が心地よく鎮まれる場を作るということじゃ。心を静め、目を閉じて瞑想してみよ。そなたの胸の奥に神聖なる場所がある。そこは、そなたの御魂の場所であり、神や宇宙とつながるところ。しばらくそこに意識を置き、その静けさを味わえ。やがて、神の気が心に満たされてくるのを感じるであろう。」
(本文)より
※このメッセージは2021(令和3)年に降ろされたものです。
※この書籍の出版にあたって、「神示を、どこで、誰が降ろしているかは、一切、開示しない」と言う条件のもとで、刊行しています(弊社にも知らされていません)。「神示を降ろしている役目の人は、世に出るつもりはない」との事です。お問い合わせにも一切応じられないとの事なので、弊社に問い合わせをいただきましてもお答えできませんのでご了承をお願いします。
この本の内容はですね、日月神示です。ほぼ。若干違う内容も含まれていますけど、ほぼ日月神示。その違う部分がすごく大事かと言えば、そうでもない感じでした。日月神示以降の続編と称するものや関連する神示系の書物を私も結構目にしてきましたけど、ここまで日月神示と内容がかぶっているものは初めて見ましたね。
なので、少なくとも完訳日月神示とか、ひふみ神示を既に持っている人にとっては必要のない本だと思います。逆に、今まで日月神示に触れてこなかった人なら買ってもいいかなと言う感じでしょうか。
中身がほぼ日月神示であるが故に、もし日月神示を知らなければすごい本だと感動するかと思います。逆にちょっとでも日月神示を知っている人が読めば、何これと首をかしげる人も出るのではないでしょうか。少なくとも、私は首を傾げてしまいました(汗)。
私には霊感ありませんからね。本物だ偽物だとは言いません。ただ、自分には必要ないものだなとは感じましたね。
これ系のメッセージを降ろす人って、ほとんどの人は自分の前世はすごかったんだぞってPRしますよね。大日月地神示の神人さんもそうですけど、艮の天文の人もそうですし、他の神示を降ろした人も自分はすごい人なんだアピールをしていると思います。
それはこの本の著者の穂乃子氏も同じ。なんかむっちゃエラい神様の生まれ変わりなのだそうです。ありがち~。
瀬織津姫と言えば饒速日尊の妻神だとも言われていて、白山比咩神との縁も深い神様ですよね。ちなみにホツマツタエにその名前があるのだそうです。女神の名前を名乗っているので降ろした人は女性なのでしょう。神示も女性が書いているような雰囲気を感じました(※個人の感想です)。
本に作者情報がないのもあって、ツイッターで誰か言及していないかなと『瀬織津姫穂乃子』でサーチしてみると、いきなり『瀬織津姫穂乃子と名乗る人の話は信用するな』的なつぶやきが見つかったり(汗)。とは言え、それはこの本が出る前のつぶやきなので、過去にその名前を名乗った悪質な方がいらっしゃったのでしょう。
それにしても正体不明と言うのはどうなんでしょうね。名前も出して各地で講演会やライブもしつつ地球愛祭りを主催する神人さんとは正反対です。まぁ、戦略のひとつなのでしょうけど。本には神示を降ろす事になった経緯なども書かれておりません。作者のプライベート情報が全然ないんですよ。こう言うの、あった方が信頼される気がするのですけどね。
別に本人の情報が全くなくてもいいんです。神示を受け取った人が、こう言う経緯があって私が取り次ぎましたでもいい。そう言う情報すらないのはちょっとねぇ。
大袈裟な神名を名乗る天啓はほとんどが偽物と言うのがシャーマン業界の常識なので、本になったからと言っても鵜呑み厳禁ではあります。読んだ人それぞれが判断して欲しいですね。必要な人には必要になる本だと思いますので。
私がこれを読んでいて思ったのはですね。これ系の神託にありがちな、メッセージを降ろした日付がない事、そこが何か引っかかるんですよ。日月神示にも大日月地神示にもありますからね。三六九神示にもあります。降ろした存在の神名もありません。後、文体が結構命令形です。内容に新鮮さがないのもあって、ちょっと馴染めませんでした。まぁその辺りは好みの問題ですけどね。
内容的な話で言えば、大日月地神示の後に出てきたものであるにも関わらず、日月神示の最終戦争的なイメージを踏襲しているところが個人的に受け入れられないんですよね。戦争の未来は回避されたと神人さんは言ってましたから。これはIMO10さんも同じ主張をしています。
別に大峠を主張しても構わないし、そうなる未来がくるのかも知れませんけど……。
この手の本って、あんまり地元の本屋さんみたいな田舎には流通しないものですが、何故か普通に売っておりました。これはね、ちょっとすごい事ですよ。立ち読み出来るって素晴らしい。ナチュラルスピリットの営業さん、頑張ってるなぁ。
私、この本の存在を知ってから、この本に関するネット記事がないかと探したんです。その結果、ナチュラルスピリットの社長さんのブログ以外見つかりませんでした(※執筆時)。もしかしたら関係者以外でこの本の感想を書くのは私が初めてかも知れません。本の内容から言って、興味を持って買った人は少なくないとは思うのですが……不思議ですね。
この本が出た事で、ふと気になった私はアマゾンで『神示』と名のついた本を検索してみました。8~9割くらいが日月神示関連本でしたね。いやはや、一大ブランドだなぁ。私の知らない好みに合いそうな『神示』と出会えるかと思ったのですが、見当たらなかったのは残念。世間は狭いや。
私はこれからも大日月地神示を推していきますね。今はこれが自分に一番合っている気がしますので。今後はよひとやむみなファンの人も大勢出てくるのでしょうな。
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