世間の流行に見る意識の変化

 今回も私がそう思うだけの雑感なのですけど、創作物は霊界からのメッセージ、みたいな話を聞く事もありますよね。今でも各創作者に向けて様々な物語が降りてきていますが、当然ながら全てがヒットする訳ではありません。

 ヒットの法則は色々な人が色々な視点で語っておりますが、私は得意分野のスピ的な視点で考察してみたいと思います。この話の根拠はな~んもないので、どうか適当に読み流してくださいね。


 少し前、物語の世界ではSFが流行っておりました。多くの人が宇宙に思いを馳せ、宇宙人と活躍する未来を夢想し、その物語を支持していたものです。ゲームの世界でも地球を侵略する宇宙人を倒すものが多かったですよね。インベーダーから始まってグラディウス、R-TYPEなど。映画で言えばスター・ウォーズやスタートレック、エイリアンやらプレデターと言うのもありました。小説や漫画やアニメもSFは多かったですよね。


 そのSF人気もやがて勢いを失い、その代わりにファンタジーが台頭してきたのはいつからだったでしょう。日本の場合はやはりドラクエのヒットが大きかったのかな。ドラクエ以前でもPCゲームではファンタジーRPGが流行りかけてはいましたけど。テーブルトークRPGもこの頃ブームになっていましたっけ。

 ファンタジーもヒットの最初の頃は最初は純粋な異世界ファンタジーでしたよね。主人公は異世界の住人で、世界を破滅に導く魔王的なやつを倒すと言うものが定番でした。


 ファンタジーブームを確実なものにしたのはやはりハリー・ポッターでしょう。特に実写映画化されてからはこの手の物語のブームが加速します。海外ではですが。

 日本でもハリポタの映画はヒットしましたけど、日本版の現代魔法ファンタジーはアニメの魔法少女モノくらいでしたよね? 日本の魔法少女はルーツが違うものですが……。


 そうして、ハリポタ熱が収まってきたところで出てきたのが、なろう発の異世界転生モノ。こればっかりは日本独自のジャンルと言えるでしょう。ただし、物語のスタイル自体は童話やおとぎ話にも見られるもので、そこまで画期的と言う訳でもありません。


 とは言え、海外で異世界転生モノって見ないので、海外の人には思いつきにくい題材なのかも知れません。近いので言えば、不思議の国のアリスとかナルニア国物語かな。どちらも割と古い作品ですけど。日本のラノベアニメが海外でもそれなりに受けていると言う事は、海外作者の異世界転生モノもあるとは思うのですけどね。多分私が知らないだけなんだろうな……。


 さて、軽く創作物の流行を追ってきましたけど、昔あれほど流行っていたSFが今はそこまで流行っていません。今後新たなジャンルが流行れば異世界転生モノも寂れていくのでしょう。

 SFを書く人はいるんです。バリバリに濃くて深いSFを書く人だって。ただ、もう昔みたいには受けないんです。流行は世代が一周りすれば戻ると言うのに、どうした事でしょう。不思議。


 何かが流行ると言う事を、そう言う雰囲気になったからみんなが乗っかったと言う風に見るとですね。その頃に人類が宇宙に目を向けていたからSFが流行ったとも言えます。それはつまり、宇宙に目を向けなければいけない時だったのです。当時は宇宙開発も目覚ましかったですしね。

 宇宙に目を向けて、宇宙意識に目覚めさせようとしたからSFが流行ったんです。


 そこからファンタジーの流れも、魔法は内面の力であり、心が大事だよと言うメッセージが響く時代になった象徴とも言えます。異世界転生モノの流行は死後のイメージの転換を無意識の内に学び取ろうとしているのかも知れません。こう言う世界観を受け入れましょうと言う流れを無意識に感じ取っているのではないかと。


 ハリウッドではSF大作もまたヒットしてきていますよね。スターウォーズもアベンジャーズも大ヒットしました。ファンタジーの人気だって衰えてはいません。日本は独自の動きをしてますけどね。

 鬼滅の刃はヒットしましたけど、類似の物語ブームは――って言うか、鬼滅の刃自体が色々な定番のネタを独自に組み合わせたものですからねぇ。描写力に魅力のある作品でしたから。設定は逆に分かりやすかったです。


 えーと、つまり結論を言えば……流行りモノの傾向が分かれば、今の人類の無意識の段階のレベルが分かるって言うか……。ほら、身体は必要な栄養素が分かってるから、それが欲しくなる説ですよ! 霊的に今必要なテーマが流行に繋がっていくんです。多分!

 根拠とかはないですよ。ただ私がそう思っただけ。バカな事書いてるなこいつと笑って頂ければ幸いです。最後までお読みくださり、有難うございます。

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