日々徒然スピ日記

一神教と多神教

　エデンメディアの動画をいくつか見ていると感じると思うのですけど、アレ、主にキリスト教系のスピ動画を日本語訳にして流しているんですよね。動画の内容自体は興味深かったり、面白かったりする場合もあるのですけど、最終的にはキリスト教以外を邪教扱いして最後にキリスト教を信じていないと大変な事になりますよ。って落ちになる事が多いんです。

　一神教の教義って排他的じゃないですか。私、そこがどーにも馴染めないんです。日本はほら、何でもウェルカムじゃないですか、風土的に。日本神道はそもそも原始キリスト教だったって説もありますけど、排他的じゃないでしょ。一神教的な側面はあるのかもですけど。不思議ですねぇ。

　私が一神教に馴染めないのは自分が一番を主張するために他を一段下げるところなんですよね。基本的に、自分達の信じる教えを信仰していない人は一律で異教徒と言って敵扱い。そりゃ原理主義者が過激化する訳ですわ。そう言うところ、白黒はっきりつけたがる人には向いているのかも知れませんね。

　日本人は玉虫色な判断が好きですけど、そう言う風土は他の国には見られないんでしょうか？　大陸と島国では環境の違いから考えからや習慣など、違いが出てきますよね。常に危険と隣り合わせな大陸と、海で外敵からは守られた島国。

　仏教が海から渡ってきて日本に定着すると日本独自の仏教になっていったように、世界の料理が日本アレンジ料理になっていったように、自国民用にアレンジするのが日本人は好きですよね。そのアレンジで原始キリスト教が日本神道に変わっていったのかも知れません。

　話によると、浄土真宗本願寺派は仏教に模したキリスト教と言う説もあるようです。色んな形で色んな教えが入ってきて、やがて色々アレンジされて日本ならではのものになっていったのかも知れませんね。

　そう言うのは詳しく調べたら面白い話にもなるのでしょうけど、本筋ではないのでサラッと流しますね。

　私が興味本位で聖書を読んでいた時に目にした記憶があるのですけど、キリストは平和をもたらすために来たのではなく争いを起こすために来た、みたいな意味の事を言った、って書いていたような気がするんですよ。これを目にした時は結構ショッキングでしたね。記憶が曖昧なので正確ではない可能性も高いのですけど（汗）。

　考えてみれば、一神教は争いを作ってばかりなんです。勿論一神教以外の宗教だって宗教戦争を起こしているとは思いますけど、一神教ほどじゃないんじゃないかな？　違うかな。

　戦争は良くないものですけど、戦争によって学ぶべき事も多いものです。結果論かも知れませんけど、今の人類の文明の発達は戦争のおかげなんですよね。多くの犠牲を払ってここまでステージを上げてきた。

　そう、一神教の存在意義と言うのはそこにあるのかとも思うんです。必要悪と言うか、ある段階まではどうしてもそれが必要だったって言う。

　一神教の全てが問題と言うんじゃないんです。素晴らしいところもたくさんあります。自分だけが正しくて他が全て間違っていると言う、その部分だけが変わっていければいいと思うんですよね。

　みんなが認めあって仲良くすると言う理想に、排他的な考えはいらないじゃないですか。それならばみんなで認め合えばいい。宗教は言語みたいなもので、昼間、世界を照らす恒星を見て太陽と言ったりサンと言っているだけ。太陽はひとつ。

　そう言う意味で、それぞれがお互いに認め合えるものになっていって欲しいと思うんです。一神即多神即汎神の精神ですね。

　前にも似た内容で記事を書いているかも知れません。キリスト教系の動画を見続けていたら、つい書きたくなってしまいました。だって彼ら、日本を悪魔の支配する国だって言うんですもん。彼らから見たらそうなのでしょうけどね。