日々徒然スピ日記

男性原理と女性原理

　今、多くの国では男性原理が強く働いていると感じています。男性原理とは弱肉強食の弱いものを切り捨てる原理です。競争主義であり、殺伐としております。一番強い存在しか生き残らず、その強者が楽をして後はそれを支える奴隷状態。

　誰もが一番を目指して殺し合い、奪い合い、騙しあい、隙をうかがい、少しでも油断をすると寝首をかかれる。力こそが全てでどんな強者も衰えた時点で命を狙われ、地位に固執すると哀れな最後を迎える。

　あれ？　地獄かな？

　そう言う時代は嫌だと、今では多くの人が感じているのではないでしょうか。よくスピ界隈では２１世紀を水瓶座の時代（アクエリアン・エイジ）と呼んでいて、これは女性原理が強く働く時代だと言われてきました。強さではなく優しさ、競争ではなく協力、力ではなく愛を中心とする時代ですね。

　本当にそう言う世界が来るの？　と言う疑問はさておき、最近のフェミの皆さんの台頭はこの動きに呼応するものなのかな？　とか思ったりしているのです。少なくとも、今までの男原理に待ったをかける動きが強くなっていると感じる人は多いのではないでしょうか。

　時代が進み、技術も進歩して、今や男女の差はかなりなくなってきたように感じます。女性原理が中心になるにはこの技術の進歩が必要だったのでしょう。何かあった時に力でねじ伏せられては何も進みませんからね。

　ただし、今のポリコレは暴走しているようにも感じてはいます。今までが強い男性原理の世界だったので、その揺り戻しが大きいのでしょう。強い力を戻そうとするには同じくらいの強い力が必要で、だから反動が大きいのが今の状況だと思います。

　ここで行き過ぎたポリコレの動きを見て、何が必要で何が不必要なのかを学び、反省し、そこから本当の心の優しい世界がやってくるのだと、そう信じたいのです、私。

　実際に優しい人は増えてきているように感じます。メンタルがお豆腐と言いますけれど、それだけ繊細な人が市民権を得てきている。そう言う人達が安心して暮らせる社会になれば、世の中はきっと穏やかな世界になっていく気がします。

　その時、力中心の世界から愛中心の世界へと変わって行けていたらいいな。

　時代はゆっくりと、けれど確実に進んでいます。過去の遺物は新しい世代を取り込めずに、やがては自然消滅していく事でしょう。何もかも変わっていくのです。私はそれを見守っていけたらいいなと思っています。