多次元同時存在
多次元同時存在とは、神道の用語ですね。
この説を応用すると似た名前、似た物語を持つ神はみんな同じ神の表れと言う事になります。
この法則は次のように定義されています。
(1)神様に適用されるものであり、人間には適用されません
(2)神様の世界は時間と空間を超越しています
(3)神様は分身を創る事があります
(4)神様は別の名前で表現されます
(5)同じ名前の神様は同一神です
神道の場合、表の顔は多神教ですが、裏の顔は一神教となります。数多くの神様が存在しますが、その実、全ては同じ神様の別の側面を表しているだけだからです。
簡単に言うと、体の部位には色々な名前がありますが、本体はひとりの人間と言うのと一緒なのですね。様々に枝分かれていていても、本体は同じ一本の木と表現した方が分かりやすいでしょうか。
ひとつ例を上げますと、天照大神の本来の名前を御存知でしょうか。今の女神の天照大御神と言う名前が一般的になる以前は、また別の名前で呼ばれていました。その当時は女神ではなく男神だったのです。
その名も
けれど多次元同時存在の法則を適用すれば何の問題もないのですね。何故なら全て同じ神の事を指しているからです。
神の地上代行者と言える古代天皇もこの法則で読み解く事が出来ます。神の名を持つ天皇は全て同一人物と言う事になるのですね。その法則を適用すると欠史8代だけでなく18人の古代天皇が全て同一人物となるのだそうです。
神武天皇=崇神天皇=神功皇后=応神天皇=仁徳天皇
祭神の御霊を次々と分裂させていく事を御霊分けと言います。同じ祭神を無数に増やす事の出来る御霊分けは、どこの神社でも同じ祭神が存在すると言う仕組みで、化身と併用して八百万の神々を次々と産み出していきました。
八百万の神々とは名を変えた天照大御神の分身、つまり御霊分けと言う事になるのだとか。
日本は表の顔が多神教、裏の顔が一神教と言う形で陰陽をなしていて、裏は女性形(陰)として顕されていて女神ともなっています。
多次元同時存在とは一神即多神即汎神と言う事。
神様は一柱ですが、その一柱の神様が無数の分身を作り、この無数の分身からさらに無数の分身を産んでいき、そうして万物にその御霊が宿ると言う事なのだそうです。
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