輪廻転生について

 輪廻転生、仏教思想のひとつですよね。人は何度も生まれ変わって人生の修業をする。ラノベ界隈では異世界で生まれ変わる概念に利用されています。人は死ぬ前にどこにいたのか、人は死んでどこに行くのか。これらの疑問は今のところ科学的な正解は提示されていません。


 人の意識そのものが生きている間だけに生じたものであり、産まれた時に発生して死んだら消えてしまうのだと言う考えもまた強い支持を得ています。むしろ普通の人はそう考えるべきだという同調圧力のようなものすら感じます。


 何故人は産まれる前の事を知らず、死んだ後の事を知らないのでしょうか。答えは簡単です。産まれる前の事を覚えていないし、死んだ後の事を伝える手段がないからです。勿論世の中には前世を覚えている子供も、死後の事を伝える霊界通信も記録に残っています。


 けれど、今はまだそのどちらも信じるに値しないものとされている訳です。ない事にした方が都合のいい人たちもいるのでしょう。それに、多くの場合は科学的な裏付けがなされていなかったりもします。


 あるなし論は水掛け論になりがちなのでそこには詳しく言及しません。そもそも記憶をなくして生まれる仕組みなのですから、気にする事はないのです。これはあるなしとは別の話です。前世で精神を病んでしまった人が新しく産まれる時にそのトラウマを持って産まれたれたらどうしますか。決してまっさらな気持ちでは生きていけないでしょう。新しい環境で生まれてきたのです。全く別の人生を歩むために前世の記憶は邪魔になるのですね。


 そう言う訳でここからは輪廻転生はある体で話を進めさせて頂きます。別に信じる必要はありません。鼻で笑って結構です。どうか気楽に読んでください。


 輪廻転生の目的は学ぶ事にあります。より多くの事を経験して成長する事です。全ての生き物の存在理由はそこにあるのです。何度も産まれ変わり死に変わり経験して魂を磨き上げていく――そのための仕組みとしてあるのです。


 なので魂の成長の度合いによって同じ年齢でもやたらと人間が出来ていたり粗暴だったりと精神の成熟度合いの差が生まれてきます。魂だけ見れば親より子供の方がより成熟している場合もあるのです。特に今の時代に産まれてくる魂は今の時代を生き抜くために生まれてきた魂ですので、親より偉い場合がほとんどのようです。最近の若者が悟り世代と呼ばれるのにも、そう言った側面があるのかも知れません。


 そうそう、死後の世界と言えば、既に紹介済みのヘミシンクを駆使すると死後の世界を体験する事も出来るようですナ。それどころかもっと高い次元も体験出来るようにもなるのだとか。うーん、すごい。凄すぎて怖いくらいです。


 輪廻転生について大日月地神示では宇宙の星々から地球に修行のために転生してきていると書かれています。一人ひとりがそれぞれの星の代表で、地球での経験を経て死後は故郷の星に戻って学んだ事を活かすのだとか。地球は宇宙における魂の留学先だったのですね。うーん、なんてスケールが大きいんだ。

 これが真実だとまでは言いませんが、そう言う説もあると言う紹介でした。


 輪廻転生、実際どうなんでしょうね。人は必ず死ぬのですから、死んだ時のお楽しみでいいかなって気もします。ただ、霊的な知識があれば死んだ時にちょっとは役立つかも知れません。信じなくていいので、ネタとしてこの手の知識を多少は覚えておいてもいいかも知れませんよ。

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