御利益信仰

 皆さんが神社仏閣にお参りする目的は何でしょう? きっと何か叶えて欲しいお願いがある人が殆どじゃないかと思います。そう言うのをご利益信仰と言いますよね。

 これって神仏を馬鹿にしていると思いませんか? それに弱者を救済する名目のそう言う存在が、お金の力を得ないとその行為に動かないと言うのは矛盾していますよね。


 金をやるから願いを叶えろって言うのは神仏を小間使い扱いしていると言う事です。信仰心のない人の認識ってそんなものなのでしょうね。

 そんな意識で接している人に繋がるのは同じく程度の低い低級霊の類でしょう。現実の世界でも同じレベルのものとしか繋がりません。いわんや霊界をや、と言う事です。


 お賽銭システムとか神社仏閣の経営の為の詭弁です。賽銭を投じる事自体を否定はしませんけど、そんなお手軽に欲望は叶いませんよとだけ言っておきます。


 では神社仏閣では何を祈るのかと言えば……これも確実な正解はないのかも知れませんけど、私は感謝の言葉、想いを捧げていますね。

 後、誓いを立てるのもいいかと思います。私はこう言う事に挑戦しますのでどうか見守ってください、みたいな。ここでどうか合格させてください、になったら本末転倒ですよ、多分。


 いや、祈るくらいはいいんですけど、それで不合格になった時に逆恨みして神様なんていない! って自分の実力不足を神仏のせいにされたら祈られた方も困りますからね。


 日本の信仰はご利益信仰に支えられている部分が大きい気がします。ご利益があるからこの神様に頼るって人、多いでしょ。これは正しい信仰じゃない気がしますよ。

 本人が満足しているなら、それに何の疑問に抱いていないなら、それはそれで別に構いませんけどね。

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