未来はバラ色?

 スピ界隈の未来予測系の本では長らく日本はこの先未曾有の危機を迎え、その後で世界の中心となると言うストーリーが描かれてきました。それは有りがちなパターンとも言えると思います。自動書記系の予言でも散々そう言う未来が叫ばれていたのです。日月神示でもそう言う未来予測を描いていますし。


 ところがですね、最近はその未曾有の危機は回避された、みたいな予言が増えているんですね。危機の後に訪れる明るい未来はそのままに。うーん。どうでしょうね、これ。


 確かに未来はバラ色であって欲しいんですけど、現実問題として問題は山積みです。本当に明るい未来がやってくるのか不安しかありません。こんなに楽観的であっていいのかと思うんですよね。


 まだ本のタイトルしか知らないんですけど、例えば世界の支配者が次の未来を日本に決めたとか、これは購入してますけど、ガイアの法則って本では、これも次は日本が中心になる説を訴えてあります。後、白峰さんの本等にも書かれてあるのですが、いざとなったら天皇の金塊が公開されて世界を救うとか言う話もこちらの界隈では最早定番です。


 天皇の金塊とは第二次大戦中にアジア各国から集めた財宝を天皇陛下が管理していると言う都市伝説です。その総額はものすごい額だとされていますが、徳川埋蔵金と同様に未だに噂だけが先走りして実在は確認されてはいません。ロマンのある話ではあるのですけど。


 後、日本が豊かになる根拠と言えば海底資源ですね。これは確かに埋蔵はされているらしいのですけど、今は取り出す技術がありません。技術が確立されれば日本が資源立国になる可能性はありますね。こんな美味しい話を他国が指を咥えて傍観するはずもありませんから、開発にも注意が必要ですが。


 そんな訳で次は日本が中心説は日本のスピ界隈で今ひとつのムーブメントになっているんです。神界的に言えば隠されて封じ込められていた神様が復活するので日本が中心となるのだとか。


 ただ、次は自国が中心になる説って、各国それぞれのスピ界隈で似たような主張が生まれていると思うんですよね。中国でもフランスでもイギリスでも中東の国でも南アメリカでも多分アフリカでも。そう言うのがあるか実在は確認してませんけど、そんな気がするんです。

 他国の人も次は日本が中心だねって言う主張をしていたなら、未来が日本中心説ももう少し信じられる気はします。やっぱりみんな自国が中心になって欲しいと思うものですからねぇ。


 どこの国が中心になるにせよ、その先の未来がバラ色だといいですよね。難民問題やら中東の混乱やら各種テロやら北朝鮮問題やら現実を考えると八方塞がりな気がしなくもないのですが、そう言う明るい未来が本当に待っていて欲しいと思いいます。

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