日々徒然スピ日記

パワースポット

　スピリチュアルと言う言葉が一般に浸透し始めた頃、同じく声高々に喧伝され始めたのがこのパワースポットと言う言葉です。神秘な力が発生している場所とされ、そこに赴くとその力を得られるとして、パワースポットと言う言葉は一気に大勢の人の知るところとなりました。

　基本的にパワースポットと呼ばれる場所は神社仏閣等の信仰のある場所にあるとされ、パワースポットとされた場所では今でも多くの観光客がその力の恩恵に預かろうと足を運んでいます。

　パワースポットの効果のひとつに訪れる人の気を浄化すると言うものがありますが、綺麗な水で手を洗うと手は綺麗になり、その代わりに水は汚れるようなもので、最初はいいのですが、評判になって多くの人が訪れる事でそう言う場所ほど今では悪い気が漂っている状態になっているとも聞きます。

　その場所の自浄能力を超えればそうなるのも当然ではないでしょうか？

　なので、有名になっている場所には敢えて近付かない方が賢明ではないかと私は思います。

　そう言う場所に実際にそんな効果があるかどうかと言う話で言えば、あるのではないかと私は思います。綺麗な場所には綺麗なエネルギーに満ちていると感じるものですよね。だからこそ穢してはならないのだとも。

　昔、多くの山が女人禁制だったのも、少しでも場を清浄に保とうとしたからだったのではないでしょうか？　山の神様は女性だから同性が入ると嫉妬するの言うのが女人禁制の謂れですけどね。

　今はパワースポットと言う言葉に安易に多くの人が流されている気がします。本来はもっともっと大切にしなければいけない場所のはず。心地良いと感じられれば、それがその人にとってのパワースポットなのです。

　メディアの言葉に左右されてあちこちのパワースポットに興味本位で訪れるより、もっとその場所に敬意を持って接して欲しいと思います。