1章_2
「
「……そうですね、まさか私もここまでなんて」
ジーナの
長い通路には点々と人が倒れ、あちこちから呻き声があがる。どうやら己の魔術は王宮内に行き届いているようで、その効果
そんなモアネットの不安を感じ取ったのか、
「効果が強いのはあの場に居た者達だけ。
そう告げるジーナに
良かった……とモアネットが小さく
「無意識ながらに誰も傷つけないように魔術を使うなんて、モアネットは
「優しい?」
「えぇそうよ。私、てっきりあの場にいた全員を床にめりこませるか、意識を
「なにそれ
「あら、それぐらいして当然よ」
「そんな怖い事……でも、そっか、だからジーナさんはコンチェッタを」
そうモアネットが
いや、不思議なのは猫だけではない。なにせコンチェッタに合わせてロバートソンも光っているのだ。
これはきっと……。でも、いったいいつから……。
考えるべきことがたくさんだと、モアネットが足を進めながらも一度フルと兜を
順に考えよう、まずはあの
ジーナは咄嗟にモアネットが何か大きな魔術を使うと察し──それも
いまだパーシヴァルの肩を借り覚束ない足取りで歩くアレクシスの姿を見るに
……アレクシスは。
そこまで考え、モアネットが足を止めた。
その瞬間モアネットの名を呼んだのは、アレクシスに肩を貸しつつ背後を歩いていたパーシヴァル。不思議そうに
「モアネット
「え、いや……どうしたというか、パーシヴァルさんが……」
「今はひとまず王宮を出よう。身を
だから、と
倒れ呻く者達を時に
こんな所で倒れている方が悪い、そうモアネットは自分に言い聞かせて足早に王宮を進んだ。もちろん、倒れさせたのは自分だというのは分かっているが、
そうして王宮を出て、
幸い追っ手は来ず、街の人達も体が重いと口々に
だが森に身を隠すにしても、さすがにモアネットの古城へは向かえない。
古城は森の中に構えているとはいえ、元々はアイディラ家の城。誰も
じきに王の命令を受けた
それを話し合えば、アレクシスが
彼の表情は見ていられないほどに絶望を宿し、パーシヴァルに支えられて
「モアネット、ごめん……僕が巻き込んだせいで、君の家まで……」
「アレクシス様」
「もしかしたら僕が王宮に
自分以外は自由になれるかもしれない、そんなことを言おうとしたのだろう。だがアレクシスの言葉は途中で「むぐっ」というくぐもった声に変わってしまった。
言わずもがな、ジーナである。
正確に言うのであれば、ジーナのパンである。
それを口に
だがジーナにはこの場の空気を気にする様子も無く、そして
「
「アレクシス、
「
「私がこの国を
ニッコリと笑ってとんでもないことを言い出すジーナに、アレクシスが目を丸くさせた。もちろんパーシヴァルも、さすがにモアネットも
ジーナの
そんな彼女ははっきりと「国を荒らす」と言っていた。そこに悪びれる様子はなく、罪悪感を覚えている様子もない。
「ジーナさん、国を荒らすって……」
「あら当然でしょ?」
ジーナが瞳を細めて
鉄
ジーナは今までこの国に来たことがないと言っていた。だというのに、いったいどうしてこの場において誰よりも先に国を見限り、それどころか荒らすと宣言までしたのだろうか。それを考え、モアネットがギシと兜を
「……もしかして、持て成されなかったからですか?」
そうモアネットが
つまり、彼女は王宮を訪れた際に両陛下やローデルに持て成されなかったから腹を立て、そして国を荒らすことにしたのだ。あまりに
「ジ、ジーナ嬢……持て成しって、まさか、それだけで?」
「あら、当然じゃない。彼等は紅茶の
上品に笑って告げてくるジーナは相変わらず美しく、まるで逆にパーシヴァル達が驚いていることこそ意外で
そのギャップがまた威圧感に変わり、笑みを向けられたパーシヴァルはもちろん、アレクシスさえも
持て成されなかったから腹を立て、そして国に報復をする。なんて常識から
だがこれが魔女なのだ。いや、これこそが魔女なのだ。
気まぐれで、気分屋で、おおよそ人の判断すべき基準から外れている。
王族も階級も魔女には関係なく、たった一杯の紅茶を振る
そうモアネットが話すも、アレクシスとパーシヴァルは信じられないと言いたげな表情を
だがそれも仕方あるまい、彼等は魔女ではないのだ。だからこそ
これにはさすがにアレクシスも
「ジーナ、いくら魔女だからって……」
「魔女だからこそよ。このアバルキン家の魔女が訪ねたのに紅茶の一杯も出さない、それどころか魔女の
だからこそ彼等に見せつけてやらねばならない。
そう話すジーナの口調は
反論など
それを察してか何か言おうとしていたパーシヴァルも口を
「ジーナさん、私もご
「そう言ってくれると思ってたわ、モアネット。二人で魔女とは何たるかを教えてあげましょうね」
「はい! ……それに、私がどうにかしなきゃ」
ふとモアネットが
詰め込まれないだけマシかぁ……と、そんなことを考えつつモアネットがパンを受け取ろうとした
解けかけていた
誰か居る。王宮からの追っ手がもう追いついたのか。そう誰もが考え、
「なんか楽しい話してるみたいだな、
と、わざとらしい口調と共に姿を現した男に啞然とした。
年の
そんな男の姿にモアネットがもしやと小さく呟き、次いでアレクシスとパーシヴァルに視線をやった。
二人の表情はこれでもかと青ざめ引きつっている。だがそれは
うわ、
と言いたげである。
身を
ちなみにアレクシスとパーシヴァルはといえば、「てめぇらは水でも飲んでろ」と何も入っていない水を
そんな男の名はオルド・ラウドル。
本来であれば王宮から
次いで兜を上げてオルドの様子を
アレクシスを
言い過ぎと言うなかれ、なにせそれ程までの人物なのだ。
オルドは王弟でありながら
第一王子である兄を
「……十三回目に寝首を搔こうとした時、さすがに親族一同の
そこまで語ってアレクシスが
なにせ彼が追いやられた僻地というのが、現状国内にありながらも独立している
その
「……事あるごとにちょっかいを出してきて、それでいて自分の土地には絶対に入らせない。みんな話す時は頭が痛いって言ってるよ」
「失礼だなアレクシス。俺だってさすがに最近は寝首を搔くような
「そこは
アレクシスが溜息交じりに返せば、オルドが若い頃の自分の行動を思い返してか小さく溜息を吐いた。それと同時に「俺も
その言葉に、そして
茶色の
かつての自分の
「兄貴さえ殺せばいいと思ってたなんて、俺も馬鹿だったよ。玉座に座るためには、こっちの
という言葉に兜の中で瞳を細めた。
どうやら人間はそうそう簡単に変わるものではないらしく、オルドは今だって王の寝首を搔く気満々なようだ。それどころか、自分の足元を固めてから国を引っ
これは大人しくなるどころか悪化の
アレクシスが心底
そんな彼はと言えば、向けられる呆れの視線にまったく気付いていないのか気付いたうえで無視しているのか──彼の性格を考えるに後者の可能性の方が高い──、自分の紹介は終わりだと言いたげに「それで」と
オルドの表情がニヤリとあくどいものに変わる。
「俺は一年前にお前達のとこに
「……またさらっと
「そのうえ、一度様子見をしようと計画を練り直してたらこの
「まさか僕達を助けるために……なんてことは無いか」
「あぁ、無いな。役に立つなら拾っても良いと思ってたが、役に立たないなら見捨てるつもりだった」
「だよね」
そんな二人のやりとりに、モアネットが兜の中で瞳を細めるどころか見ていられないと瞳を閉じた。オルドの厄介さは噂に聞いていたが、噂を
だがそんな厄介な男に今は拾われている。
それを思えば、いったい何に巻き込まれるのかとモアネットの中で警戒の色が強まった。
なんとも分かり
「でも叔父さん、今の僕は役になんか立たないよ」
「アレクシス?」
「全部無くなったんだ、もう僕には何も無い……。叔父さんにとって拾う価値も無い……」
王宮での仕打ち、そして家族から見限られたことを思い出したのだろう、アレクシスの
気持ちを察してパーシヴァルがそっと優しく彼の肩を
二人のやりとりは
そんな彼は盛大に溜息を吐くとモアネットとジーナへと向き直り、どういうわけか軽く頭を下げてきた。
モアネットがいったい何かと兜の中でキョトンとし、隣に座るジーナが
「良い子ちゃんで馬鹿な
そう話すオルドの口調は
だが謝られてもモアネットには何のことか分からず、ギシと兜を
次いでジーナはモアネットの視線に気付くとこちらを見つめ、楽し気に口角を上げた。心なしか彼女の
「まさか
「魔女を手中に収めたと得意気になるよりマシだわ」
「いやしかし、これは無礼に
「あら、気になさらないで。こういう扱いもたまになら良いものよ」
コロコロと笑うジーナの言葉に、アレクシスや彼を
いったい何の話だと不思議がる二人の表情を見て、オルドの
「叔父さん、何の話……?」
「今のお前は何も無いどころか、国も世界も引っ繰り返せるって話だ」
「僕が?」
パーシヴァルもまた同様に不思議そうな表情を
そんな二人に対して、いち早くオルドの言わんとしていることに気付いたモアネットは兜の中で小さく「そうか」と
「良いかアレクシス、世界中を探したって魔女を味方につけてる王族は居ない。これが何を意味してるか分かるか?」
「よく分からないけど、味方は多いに
「違う、馬鹿。お前がその気になれば、どの国が相手だろうとひと
説明させるなとでも言いたげなオルドの
そんなアレクシスを
その
パーシヴァルがそれを見て
パン一つでこの場を支配する、これもまた魔女の
……いや、違うだろうけれど。
そうモアネットが自分の中で考えを否定していると、ジーナがアレクシスに視線をやった。
「そうねぇ」と
「たとえば、今オルドが『世界を
「ジーナさんの中のアレクシス様、気力ないけど野心
「モアネット、そうなったら
「ジーナさんが行くなら私も行きます」
もちろんだとモアネットが
その姿にモアネットの胸が温まり、そっと鉄で
そのやりとりを見ていたジーナがモアネットの
「アレクシスが『紅茶を
「ジーナさんの中のアレクシス様、紅茶のお
「もちろんよモアネット!」
自分を慕う
そんなモアネットとジーナのやりとりを前に、オルドがチラとアレクシスを
そう、これこそが世界を引っ
アレクシスが決意すればジーナが
本来、魔女とは王族の命令といえど気分がのらなければ首を縦に
なにせ、この肩入れもまた魔女の『気まぐれ』によるものなのだ。
これは世界を引っ繰り返しかねず、そして他者からしてみれば
「俺からしてみれば、今のお前は兄貴より
そうはっきりと言い切るオルドに、アレクシスがいまだ実感が
だがそんな彼に対してオルドは
「ところで、なんでこの
「いえ、それは、どうして俺だけなのかは自分でも分かりません。ですが全ては魔女の
惑わされている、そう呟くパーシヴァルの声色は
そんなパーシヴァルにも気遣ってやる気はないのか、オルドが話を聞くや「なんだ、あれは魔女が流したデマなのか」と答えた。酷くあっさりとしたその態度に誰もが目を丸くする。
確かに魔女が魔術で流したデマだ。だがそのデマは根深く、
だというのにオルドはあっさり
「アレクシスの
「
「一部は調べりゃデマだと分かったが、出所の分からないもんは信じてたな」
「そっか、叔父さんは……叔父さんだけは、ちゃんと調べてくれたんだ……。
そんなアレクシスに対し、オルドがジッと彼を
野性味あふれる
「そもそも、俺は元からお前を高くは評価してないからな。
という一刀両断に瞳を細めた。
「……叔父さん、何一つ
「兄貴の血を
「今はもう叔父さんのそのお構い無しなところが
「むしろ不貞の噂を聞いて『お、あいつもやるじゃねぇか』ぐらいに思ってたな」
「まさかの高評価! 僕は不貞なんて働いてないよ!」
潔白だ! と訴えつつアレクシスが己の肩に置かれたオルドの手を
「僕は不貞も働いてないし
「なんだ、相変わらず良い子ちゃんの優等生か」
「……いや、
つまらないと言いたげなオルドの言葉に、アレクシスが小さく呟くように返し、次いでモアネットに視線を向けてきた。
兜
何かを言いかけ、彼が僅かに瞳を細める。物言いたげなその仕草に
「モアネット、僕はずっと君に謝り続けてきた。過去の非道を許してほしいと願って、そしていつか許して
「……アレクシス様」
「
そう告げてくるアレクシスの瞳には確固たる意志が宿っている。
彼は事の
何に対してか、考えるまでも無い。
「たとえ全てが魔女の呪いのせいだとしても、僕は彼等を許せない。だから、僕は君に許してくれとは言わない」
アレクシスの言葉は熱を帯びているようにさえ聞こえ、向けられたモアネットが兜の中で小さく息を
彼は『魔女の呪い』という言い訳を捨て、かつての非道への許しを
それに対してモアネットは僅かに
せめて家族くらいはと
なにより
いや違う、辛かったのはあの一言を発端に全てが
翌日には説明も無しにアレクシスとの
家族からたった一言でもあれば救われたのに、
自分もまた決めねばならない。そう決意し、モアネットが改めてアレクシスに向き直った。
「えぇ、もちろんです。たとえ全てが魔女の呪いだったとしても、私もあの日の言葉を忘れたりはしない。受けた仕打ちを許しはしません」
モアネットの言葉はアレクシスに向けてこそいるが、
「まさか、
「……パーシヴァル」
「
そう
彼もまた今回の件で全てを失いかけているのだ。
モアネットの脳裏に、自分一人取り残された
どれだけ
それでも彼はアレクシスの潔白を信じ、そして行動を起こした。周囲の言葉を無視し、アレクシスを連れて王宮から抜けだしたのだ。
その挙げ句、王の眼前で自ら騎士の称号を捨てることも
騎士の称号は当然だが
そんな可能性も全て考え、それでもアレクシスを針の
そんな二人のやりとりを
「魔女が二人に、
「む、無職!? 無職とは俺の事ですか!?」
「当たり前だろ、パーシヴァル。騎士の称号が無くなったらお前はなんだ?」
「うっ……た、確かに、騎士の称号はありませんが……」
「だから、お前は何だ? ほら言ってみろ、さっさと認めろ」
「むっ……無職、です……!」
だが事実、騎士の称号を捨て、更に家からも除名されかけているパーシヴァルには『魔女』や『王子』のように名乗るものはない。本人もそれを自覚しているのか、それともこの
そんなパーシヴァルをモアネットはジッと見つめ、次いで鎧
けちょんけちょんにされて悔し気な彼の表情を見るのは気分が良かったはずなのに、どういうわけか今はちっとも
そんな妙な
「オルド様、パーシヴァルさんは無職じゃありませんよ」
「……モアネット
「追撃なんてかけませんよ。むしろ、オルド様が魔女を利用するのならパーシヴァルさんはなにより強い切り札になります」
まるでパーシヴァルを庇うような自分の発言に、モアネットは己の胸の内が分からないと思いながらも彼へと視線をやった。
いまだ己が何かを分かっていないのだろう、パーシヴァルが不思議そうにこちらを見てくる。
「パーシヴァルさん、私が王宮で
「……そうだ。確かにあの時、俺は立っていた。みんな苦し気に
「理由はただ一つです」
そうモアネットが告げれば、パーシヴァルが考えを巡らせるように視線を
そうして彼もまた結論に
「まさか、これが
「パーシヴァルさんが魔女殺しだからで……え、今何か言い掛けました?」
「んっんぐぅ! いや何でもない、話を続けてくれ。俺が魔女殺しだからで……俺が魔女殺し?」
妙な
なにより、今話すべきは彼が魔女殺しという件についてだ。
見ればパーシヴァルはもちろんアレクシスも
だがジーナだけは驚いた様子も無く、どこかツンと
「俺が魔女殺し……そうか、だからあの時……」
「はい。だからパーシヴァルさんだけが伏せることなく立っていられたんです。魔女殺しは魔女の魔術が効かない、私の魔術も
「だがモアネット嬢、魔女殺しはもう居ないんじゃないのか?」
「魔女殺しは
「えぇ、そうよ。元々魔女殺しは
そう話すジーナに、モアネットがやはりと心の中で呟いた。
モアネットが読んでいた本には、魔女と魔女殺しの争いだけが
それも
そしてその本には魔女殺しの生まれについては書かれておらず、魔女殺し狩りがぱたりと止まったことだけが書かれていた。ゆえにモアネットは魔女が『魔女殺しの最後の一人』を殺し根絶やしにしたのだと、もう魔女殺しは居ないと
一族
実際は『魔女殺しの最後の一人』を殺したのではなく、『当時の魔女が見つけられた、当時生きていた魔女殺しの最後の一人』を殺したに過ぎない。その後も魔女殺しは生まれ、そして気分屋な魔女達は彼等を狩ることに
魔女殺しはもう居ないと勝手に思い込み、だからこそパーシヴァルが魔女殺しであることに気が付かなかった。だが思い返してみれば、彼に魔術が効かなかったことが何度かあったではないか。
もっと早く気付けば良かった。そう自分の思い込みと
「そうか、だから魔女の
「アレクシス様に掛けられた呪いも、魔女殺しであるパーシヴァルさんには
出来ないと言い掛け、モアネットがとあることに思い至り
パーシヴァルが魔女殺しであることは間違いない。魔女の魔術が効かない魔女殺し。過去も、今も、これからも、彼を呪える魔女は居ない。
それは長く続く魔女の家系であるアバルキン家も例外ではなく、モアネットが問うように視線をやればジーナが
彼女が
なにせどれだけ
つまり、
「……なにが『全て終わった
「モアネット嬢!?」
「
ふんとそっぽを向いてモアネットが近くにあったクッションを引き寄せる。
そうして最後に「魔女殺しは魔女の敵です」と言い捨ててクッションに
「モアネット嬢、俺も知らなかったんだ」
「知らなかろうが何だろうが、呪えないのは事実です。パーシヴァルさんは噓吐きです」
「それなら呪いじゃなくて直接くればいい。全てが終わったら、俺をレンガで
「いやですよ。犯罪者になる」
ピシャリと言い切り、モアネットが
だからこそモアネットがクッションに兜を埋めて『もう話さないアピール』をすれば、それが分かってパーシヴァルがどうしたものかと
「そういえば、パーシヴァルが魔女殺しだとすると、もしかして
言い掛けたアレクシスの言葉を
「
「あら、何でもないのよ。ほらコンチェッタ、お食べなさい」
コンチェッタを揺すりパンを食べるように差し向けるのは、言わずもがな
何も言わないのはジーナからの圧力を感じているからと、そして
そうして馬車の中には、クッションに兜を埋めて「噓吐き、大噓吐き」と
国を追われたとは思えない間の
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