謎の金縛り

せつな

ある動画をきっかけに起きた金縛り

※注意事項※

このお話は、私が体験したお話です。

どんな動画か、どの投稿者の動画かは控えさせていただきます。

ただ、タイトルが「金縛り」なのでホラー系というのは理解しておいてください。

謎の金縛りなので、怖くないかも知れません。

もしかしたら、私の勘違いかも知れません。

あらかじめご了承ください。
















私はホラー系の動画や心霊動画、ホラーゲーム実況を見るのが好きだ。

ただ、「見る」のが好きであって、実際にホラーゲームをやったり心霊スポットに行くのは怖くて出来ない臆病者な自分である。

そんな私はある夜、私の好きな投稿者のホラー動画を見ていた。

その内容は、どうも霊を呼び出す方法だった。

(詳しく言うと投稿者が誰なのか分かってしまうため、ここも控えさせていただきます。)

私はその動画を見たあと、眠くなってきたため携帯を閉じて寝ようと思い、目を閉じた。

目を閉じて、先ほど見た動画の内容を思い出しながら何気にやってみる。

そしたら、1人の人影らしきモノが見えた。

私の勘違いなのか、またはそこに本当に霊が憑いてるのか定かではないが、あまり気にすることなく眠りについた。



ふと意識的に目が覚める(目は閉じたまま)。

何故か体が動かない。


これは夢?

それとも、金縛り………?


目は閉じたまま、体は動かない。

動かそうとしても動いてくれない。

声を発することが出来ない。

ただ、眉間にしわが寄っていることは分かる。

私の中で、これは金縛りだと確信した。


どうしよう、怖い…

親に助けを求めたいのに声が出ない…

何で出ないの……?


私は、母と娘と一緒の部屋で寝ている。

すぐ隣で母と娘が寝ているのにも関わらず、声をかけることが出来なかった。

私は恐怖と焦りで不安になった。


誰か助けて………



そのとき

誰かに私の頭を撫でられたような、押さえつけられたような感触がした。


え、誰?

頭触ってるの誰?


とりあえず、体を動かしたい。

そう思っていた時、目が開いた。

電気は暗くしてあるが、いつもと変わらない部屋。

すぐ隣には母と娘がいつものように寝ている。

そして、私の後ろには誰もいない。

部屋が汚いため、ぬいぐるみやらものやらが散乱している。

体を動かすことが出来たという安心が出て、私はもう1度寝ることにした。




あれは、一体何だったのだろうか…?

金縛りなのか?

それとも夢なのか?

私の勘違いなのか?

私の中で謎が増えていくばかり。

今もこの出来事を振り返ると謎しか出てこない。

でも、安易にその動画の内容をやってはいけないということは学んだ。



みなさんも、安易に動画の内容を真似することだけは気をつけてください。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

謎の金縛り せつな @yashiro04

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ