第4話 作家

【そして、少年は、出会った。


願いの星で暮らす少女に。


そして、知らされる、真実に


「どう言うことだよ!願いの星は、願いを叶えるための星じゃないって!!」 】



『いやぁ、おめでとうございます。桜木先生』


「はぁ、どうも」


『はは、謙遜なされるな。お若いのに素晴らしい作品を書かれる。これは、素晴らしいこと。どうですか。今度うちで』


「すみません。その日は用事が入っておりまして。今日も、用事がつまってるので、これで失礼させていただきます。」


プツン──


「はぁ」


(謙遜もなにも、何も言ってないし。)


そう言って、ため息をついた。

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