王様のきらいなもの。
伊桜らな
第1話
いつものように朝ごはんを食べていた。今日も何気なくすぎていくんだって思っていた。
「面白そうだったから、契約しといたよ」
そう、朝いきなり言った母親。
契約?なにそれ…
「ゆうも高校生だし、いい物件あったから♡」
「へー…そうなんだぁーって!ぶぶ物件⁈なにそれ⁈聞いてない!」
「だって、言ってないもん。」
*
母親から送られてきた地図と住所を頼りに…
「…着いた。」
家主さんのとこに行くと…
そこには、優しそうな人。
「よく来てくれたね。手嶋ゆうさんだよね…よろしく。じゃあ、ここの説明するね。」
優しい声にゆっくりで心地よい速さで話す家主さん。
そのせいで、うとうとしてしまった…
ちゃんと聞けば良かった。
…今更後悔しても遅いけど。
「…でも良かったわ〜!なかなか決まらなかったのよ‼︎ーーーーだから」
「そうなんですか?」
「そうなの…仲良くやってね?直ぐに出ていくとか言わないでね。…これ、カギね。」
家主さんにお辞儀をして、カギを見つめた。
王様のきらいなもの。 伊桜らな @koto_yuki
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