震える声で

　震える声で名前を呼んだ。だけど次の言葉が出てこない。本当はもっとかっこよく告白する予定だったのに、これでは情けない。その様子を見た君は、ふふっと笑った。

「好きです、私と付き合ってくれますか」

　想定外の君からの告白に、また予定が狂わされる。僕はもう、ただ赤面することしかできなかった。

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