捨てたい感情

「……ごめん」

 それが、貴方の出した答えだった。

 いつまでも未練を残すつもりはないけれど、だからと言って簡単に忘れられる覚悟も持ち合わせていない。貴方を想う感情は、そのまま痛みに変わって私を苦しめ続けている。嫌いになることさえ出来ないと言うのなら、いっそのこと、この感情ごと捨てたい。

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