第3話 見えた
霊感がないので視えません。
でも、寝ぼけていると、たまに何かが見えます。
これも、小さい頃の話で、何が起きていたのかはっきりとわかりません。
夜中に父と母が何かを追い出そうとしていました。
その騒ぎで、私は目を覚ましました。
布団から起き上がって、真っ直ぐ見えるところに両親の後ろ姿が見えました。
母がホウキを持っています。右側にある何かを追い出そうとしているようでした。
父も右側を見て、何かを追い出そうとしています。
でも、二人とも、見当違いの方を見ていました。
私にはその左側に、般若の面をかぶった人が見えました。
着物に般若の面です。
浮いています。
何だろうと思っていると、
般若の面をかぶった人は左の方に去っていきました。
私は眠さに勝てず、寝てしまいました。
そのことについて両親に聞いても、話しが通じませんでした。
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