五月の歌

私に向かって燦然と

春の自然は輝いている。

陽は燦々とまぶしく、

草原は爽々と笑う。


あちこちで

花々は咲き盛り、

そこかしこには

千々の囀り。


だれもがみな

この上ない春の喜びを歌う。

大地よ、太陽よ、

ああ、幸福、悦楽。


愛、ああ愛よ、

眩く美しい愛よ。

山々の頂を覆う

朝の雲にも似たる愛。


君は晴れやかに祝福する。

この新緑の野を、

百色ももいろさざなむ花畑のなかで、

満ち満ちた世界を。


少女、少女よ、

こんなにも君を愛している。

美しく輝く瞳の少女、

こんなにも私を愛している。


雲雀は

空と雲を愛し、

朝の花は

天の香気に恋している。


それは私が

脈打つ心で君を愛おしむように。

君は瑞々しい

喜びと勇気とを


私の新しい歌と

踊りに授けてくれる。

永遠に幸福であれ。

君が私を愛してくれるように。


=====


Wie herrlich leuchtet

Mir die Natur!

Wie gränzt die Sonne!

Wie lacht die Flur!


Es dringen Blüten

Aus jeder Zweig

Und tausend Stimmen

Aus dem Gesträuch


Und Freud und Wonne

Aus jeder Brust.

O Erd', o Sonne,

O Glück, o Lust,


O Lieb', o Liebe,

So golden schön

Wie Morgenwoklen

Auf jenen Höhn,


Du segnest herrlich

Das frische Feld,

Im Blütendampfe

Die volle Welt!


O Mädchen, Mädchen,

Wie lieb' ich dich!

Wie blinkt dein Auge,

Wie libst du mich!


So liebt die Lerche

Gesang und Luft,

Und Morgenblumen

Den Himmelsduft,


Wie ich dich liebe

Mit warmen Blut,

Die du mir Jugend

Und Freud' und Mut


Zu neuen Lidern

Und Tänzen gibst.

Sei ewig glücklich,

Wie du mich liebst.

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