見つけた

森のなかに

たったひとり

なにかを探す

わけでもなく。


木陰に小さな

花が咲く。

きらめく星のように

乙女の瞳のように、綺麗に。


手折ろうとすると

かすかにささやく。

折られ

萎れてしまうのね。


根からまるまる

掘り出して

すてきな家の

庭まで連れ帰り


それから君を

しずかな場所へ。

いまも綺麗に

花を咲かせる。


=====


Ich ging im Walde

So für mich hin,

Und nichts zu suchen,

Das war mein Sinn.


Im Schatten sah ich

Ein Blümchen stehn,

Wie Sterne leuchtend,

Wie Äuglein schön.


Ich wollt es brechen,

Da sagt' es fein:

Soll ich zum Welken

Gebrochen sein?


Ich grub's mit allen

Den Würzlein aus,

Zum Garten trug ich's

Am hübschen Haus.


Und pflanzt' es wieder

Am stillen Ort;

Nun zweigt es immer

Und blüht so fort.

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