第9話:くすぐったい?

「くすぐったい?」

 ジュリアは白くキレイな歯を見せ笑った。


「はぁ……」ボクは胸を庇うように両腕でカバーした。


 その時には、もう股間のファ💟トムも最大級にカスタム・チェンジしていた。


 5時も回りボクたちは一緒に下校する事になった。


 二人、並んで新美浦駅までの道を歩いていた。

 駅前の商店街もシャッターの降りた店が多くなってきた。


 かつて45万以上、居た美浦市も過疎化が進み今や39万まで減少し、商店街シャッターが閉まったまま閑散としていた。


 ボクの通う美浦高校も一応、進学校だが、期末テストも終わったので生徒たちも皆、安心して部活に励んでいるようだ。


「シンジ、彼女とか、いないの?」


「え、いませんよ……。そんなの」

 何とか股間の方は落ち着きを取り戻してきた。

「じゃ、好きな子は❓❓」


「え、それは……😳💦💦」

 ボクは返答に困ってしまった。

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