リエルの闘志
「暗黒天使! 天使リエルが闘います!!」
『なにい!?』
「あなたは私の影の姿。いいえ、残像です。今すぐに天界から消えなさい!」
大きく息をのんだが、暗黒天使はリエルがわからないようだった。
――いまさら、せっとくなんて無駄……でも、じゃあ、それでは純が。
一打、二打……迷いのあるリエルは次々と翼で責めたてられ、力をなくしていった。もう、まともに立てない。
「やはり、私がやらなければならないか……。いいですね? 暗黒天使……!」
「まてよ」
「!?」
純が気絶から立ち直り、翼をつかんだ。翼をつかまれたリエルは動くことができない。天使の弱点でもあった。
「純、なぜ――!?」
泣きそうなリエル。純は大きく息を継いだ。
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