リエルの覚悟
リエルは覚悟を決めた。
「時の大神に逆らうことは大罪。でも私は……純の守護天使」
目が乾くほど見開き、集中する。純を生き返らせる。それだけのために、命を燃やす。真っ白な閃光が放射状に、爆発した。
生き返った純は、
「やったー。あと何回コンティニューできる?」
てのひらをグーパーして意気込んでいる。
「あなたの望むだけ……そうよ。あなたが望んだだけ、私が生き返らせます」
蒼ざめて悲壮な覚悟のリエルだった。
「私の夢は女神になること。そのために信仰を必要としていますが、あなたに強要はしません」
「ふーん。でもさ、そのままでもいいんじゃないか? パンは出せるし、生き返らせてくれるし。女神みたいなもんじゃん」
「それは……」
恐ろしいほど澄み渡った空。喉が反り返るほど見上げるリエル。
――どうして天使資格をとったばかりの私にそんなことができたのでしょう?
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