父の死
「どうせおとうさんなんかおさけ、のんでたんだろ!」
母、慌しく病院に駆けつける。
純、月夜をにらみ、
「よるに一人おきざりにするとか! あいされてない! あんまりだ」
翌日。
父、死亡――。
真夏の青空に煙突から煙が立ち上る。純は、公園でブランコに一人。
音をたて、落ちてくる小鳥。
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