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翌日。
「…ウォーン…!」
昼ご飯が終わり、彼女は畑へ、青年と女の人は鍛錬を、男は戦闘型飛空艇の最終調整等をしてると魔物の遠吠えが。
「…この鳴き声は…」
「どうやら敵意のある者が入って来てるようだ」
男が立ち上がって呟くと青年が走ってくる。
「…遠吠えは一回…おそらく複数の場所からの登山では無いな」
男と一緒に走って家の方に向かう青年が状況を予想した。
「ヘッヘッヘッ…」
「頼む」
「頼んだ」
男と青年は家の近くで待っていた魔物に乗って別の魔物が警戒を指定した場所へと向かう。
「「「「グルルル…!!」」」」
「な、なんだ…この魔物の数は…!」
…遠吠えがあった場所では、小柄な少女のような見た目をした女の子が十数匹の魔物に囲まれ狼狽えている。
一応魔物達は『相手が手を出さない限りは唸るか吠えるかで警戒するだけ』という青年の教えを守っていた。
「…女の子…だと?」
「…ココに何の用だ?」
魔物達が集まっている場所に着いた青年は魔物から降りながら囲まれてる人間を見て呟き、男は用件を尋ねる。
「麓の猛獣注意の看板が見えなかったのか?」
「に、人間…?なぜ、魔物の背に…!」
青年の問いに女の子は驚いたように呟く。
「…あとは俺たちで何とかする、解散!」
この状態では上手く話が出来ないと思ったのか青年は手を叩いて魔物達を家に戻るよう指示した。
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