何となくで受かった有名の私立中学になんとなくで通っている。テストや成績はいつも1番。いつも満点か後ちょっとの点数。周りのクラスメイトが悪い点を取ったり、点数で競ってたりする所を見て、ちょっと羨ましかった。クラスには友達がいない。まともに話せる人もいない。これは自ら望んだことだから、今更寂しいなんて思ってない。でも、いつも無表情で、クラスメイトに関わらず、常に一人でいる私にいつの間にか、｢冷姫｣というあだ名がついた。文字通り冷たいからだろう。こんな私にとってピッタリ過ぎるあだ名だ。こんなあだ名がついていて、クラスで孤立していることを、奴や母親はきっと知らないんだろうな。知らなくてもいいと思うし。もし、あの時のああしてたらこんな私にならなかったのかな？そう思うとつい思い出してしまうフレーズがある。“過去の私に何か言えたなら”