第1話

今日までを必死に生きてきて、いつも思うのはただ一つ。

「疲れた」

ってこと。親は私には無関心。仲のいい友人もいない。頼れる人だっていない。私はどの一瞬も一人ぼっちなのだ。誰にも頼らず、依存せず、誰かに頼られず、依存されず、それが私。クラスの中でも気配を消して、目立たないように頑張ってきた。嫌だったこと、困ったこと、辛かったことは誰にも言わず、嬉しかったことも自分で隠す。全部自分の力だけで生きてきた。そんな私にいつも構ってくる奴がいる。はっきり言うとウザい。でも、奴がいるから、私は私を失わなくているのかもしれない。前言撤回。私は一人では生きていなかった。でも、奴がいても感じてしまうのは、

「孤独」、「喪失感」、「疲れ」。

いつかは、この3つ以外の感情が、私の心を支配してくれたらいいのにな。きっと、願いが叶うのは神様の機嫌がいい時だけ。私なんか、神様も嫌ってるだろうから。はぁ、自分がどんだけ情けないのか、改めて思い知ったよ。自分が自分で嫌になる。

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