過去の自分に何か言えたなら

@more9234

プロローグ

「過去」

それは、私にとっては最悪なものでしかない。私の「過去」には、いいものが無い。色を付けるなら、青と紫と黒。後悔と妬みと戒め。過去の私に何か言えたら、救えたかもしれないと思うこと。大切な人と自分を救いたかった。楽しくて、良い過去もあるかもしれない。でも、自分が引き起こしてしまった過去が、強烈に私の過去を支配してしまっているのだ。

「こんなことになるなら辞めとけば良かった」

そうよく思う。私が思うことはただ一つ。“過去の私に何か言えたなら”。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る