第20話 事梨は変わる事を望まない

ある晴れた日の朝1通のメールが届いた

眠い目をこすりながらメールを見ると日菜からである

メールの内容は

今日遊園地に遊びに行かないかと言う内容であった、別に構わないので

Koと送る、

あれちがくね!?ノックアウトしてね?

などと考えているとちゃんと意味は伝わっているようでじゃあ駅に9時に待ち合わせで送られてきた

その後布団との熱い戦いを終えた後家を後にした

いや〜歴史に残るいい闘いだったぜ

『こっちだよ~こっちこっち!』

男勝りの懐かしい声に目を向ける

「おー」

今日の彼女の服装は落ち着いていてそれでいて女の子ぽさを感じる

可愛すぎる

ガチャでこんなキャラクターいたら10万は余裕で溶かす自信がある

それくらい魅力的だった

『じゃあ行こっか』

手をつかまれ強制的に引っ張られる

「あ、ちょっと待て!」

そんな俺の言葉など聞かずそのまま手をつないでまま電車にのりこみ遊園地に向かった

しかし電車とゆう乗り物不思議な乗り物だ

ドアに入りそしてドアから出ればそこには全く違った景色が飛び込んでくる

忙しそうなサラリーマンやこれからどこかに遊びに行く人の様々な人もいるとてもしぎな空間だ

しかし、いつぶりだろうか遊園地に行くというのは、子供の頃はよく皆でいたのだが今ではなかなかそういう機会はない

流れる景色を見ながら質問してみる

「いつぶりだ遊園地?」

『そうだね〜仕事できたのをぬかせば最近ほとんどないね』

『木葉は?』

「俺も同じようなもんだね」

『そっか〜』

そこからは二人で無言で外を眺めていた

その無言は決して、居心地の悪いものではなくむしろ安らげるものだった

『さーて!最初は何に乗ろうか』

ただでさえ元気な声が遊園地エネルギーにのり1.5倍になっている

まあ、それは皆んな同じようで周りを見渡しても皆んな楽しそうにどこかそわそわしているようにかんじる

例外があるとするならば修学旅行で強制的に連れてかれる俺くらいなものだろう

まあ、悲しい話はこれくらいしよう

「あまり身体に負担がかからないのがいいかな」

『じゃあおばけ屋敷あたりかな?』

「いや、確かに体には負担がかかってないけど心に負担が来てるから」

『大丈夫私がいるから安心して!』

「それ、俺に言わせてくれよ」


『いや〜ドキドキするね』

「マジで今すぐに帰りたい」

なんで人間怖いと分かっていても行ってしまうんですかね

【ぎゃああああああ!!!】

前のお客さんの叫び声が聞こえる

よし!今すぐ帰ろう

とか思ってたら係に案内されてついには自分の番になった

『じゃあ行きましょう!』

「嫌だああああ!」

俺たちは中へ入った


あれは五分後の出来事だ...

以外と俺はゾンビもののゲームをしてる為か耐性があるらしく意外と平気やった


しかし、日菜は予想に反してこういった物は苦手らしく、なぜこれを選んだ?

と言うくらいに絶叫し、俺に抱きついてきた

あ、これやばいやつだ

下手にここで、ときめきでもしたらなら

ここから彼女のファンの方々から

これより怖い生活がプレゼントされるやつだ

こっちのほうがはるかに怖いわ


日も落ち辺りがだんだんと暗くなり始めた頃二人でベンチに座り休憩がてら話し始めた

「ふー久しぶりに遊んだな」

『そうだねこうして2人で遊ぶのも久しぶりだね』

そうして空を見ながら話す

『またみんなで昔みたいに来れたらいいな』

『気づいたらみんな変わっちゃって、

みんなの言う大人みたいになっちゃってなんだかつまんないな...』

いつからだろうか、もう一人の自分が

いたのは

そいつがいつも俺を止める、多分それが大人に近づくとゆう事なのだろうか

本当はそんな自分、無くてもいいのに、ついその安心に流されてしまう

「そうだな、つまんねーな」

自虐的にそう呟やいた









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