第19話 そこらにいる僕へ

つまらない、飽きた

これが、ひとつの事に熱中できない俺の口癖だ

スポーツがうまいやつは素直に尊敬する、

ゲームがスゲー上手い奴も俺からしたらすごいと思う

俺はと言えば何もない、

アウトドアもそこそこするし、ゲームはそこそこ上手い自信がある、

でも誰にも負けないものは?

と聞かれれば答えられない。

言うなればひとつの事に熱くなれないそれが俺。

周りにはスゲー奴らが山ほどいるのにな

一割でも、それを分けてはくれないだろうか

彼女達と話していると、嫌でも意識してしまう

よく、スポーツマンガで主人公が後から始めて最強になるやつがあるが、捻くれ者の俺からすると、才能が努力を上回って、結局やっぱ才能かと思う。

頑張れば報われると言うが報われてる人はどれだけいるのだろうか


このまま闇堕ちする展開も悪くないが、同じく彼女達を見て思ったもう一人の自分も言う

それは、やる前から諦めてるだけだ

なら、寝ないで精神崩壊するまで突き詰めればいいだろうと

本当に頑張ってるあいつらを観て思った感想だ

今が、自分を変えるチャンスかもしれない

少しは自信を持つために

じゃあ、

何をするか、簡単に出来て評価されるのは?

答えは、簡単勉強すれば良いのだ

簡単でしょう?

よし!となれば、勉強できる奴に聞くのが一番だ!

電話を取り出し に電話を掛ける

「木葉だ、勉強を教えてくれ!」

『新手のなりすまし詐欺ね、警察に電話しなきゃ』

「違う! 本物の俺だよ!俺!」

『あら、おれおれ詐欺だったの』

「お前らなに、俺をいじめてそんな楽しいか?」

早速くじけそうになった。

とりあえず続けられる一日一時間やればいいとのこと

とりあえず、目指せ学年1位だ


ある、晴れた日の午後、魔法以上なにかでも降り注がないか待っていたが特に変化がない

いや〜 いつになったら俺は、異世界の勇者として、召喚されるですかね〜

などと、窓の外を観て考える事小一時間

最終的に虚しくなる今日この日、皆さんいかがお過ごしだろうか

さてさて、文化祭も近づいてきて、皆んな

浮き足立ていて皆んなが楽しそうに作業している中、俺は持ち前のぼっち力を用いて

一人サボっているところだ

要約(話しかけられないから何をしていいかわからない


『何見てるの?』

「あぁ、この祭りの行く末をね...」

『中二病乙』

「いやさぁ、なんか君たち最近きびしくない?

てか、何でその言葉知ってんだよ!?」

『なんて言うか、仲良くなりたい、人との会話のため?』

「なに、これ以上友達増やすとか、相手はそろそろ宇宙人とかか」

『木葉ってつくづく悲観てきなのね』

「どゆこと」

『魔法使い一直線ってこと』

そう言うと彼女は呆れ顔でこちらを見つめてきた











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