第18話 一歩前進

ギャアアアアアアアア

思い出す度にベットで暴れる

皆さんもこんな経験はないだろうか

忘れたい黒歴史を思い出す。

いや、今回の場合はただの恥ずかしくて悶えているだけだ

そんなどうでもいい違いはそこら辺に捨てておき

今ある現実に目を向けよう。

今手に握っている青春臭さプンプンのリア充にまた目を向ける

フアアアアアアアアアアアアア

もう2時間もこれの繰り返しだ、全く困ったものである

なんだこれは、のに、もう俺の人生のルート確定なの?

エピローグはよ

なにがともあれどうすればいいんだ.....

やはりここは友しかいないだろう

ほぼ会話相手のいない電話帳から拓也に電話をかける

「俺だよ、おれおれ」

(なんだ、おれおれ詐欺か 切るぞ)

「違うそうじゃない 今から会えるか?」

(ああ、いいぞ いつものメイド喫茶にいるから来てくれ)

「お前どこにそんな金あんだよ...」

(おれおれ詐欺)

「洒落にならんから止めろ 罪状が増えるだろ」

(おっと、それについても話し合う必要が有るようだな

楽しみにしてる)

電話が切れた

じゃあ、行きますか

気だるい体を起こし外へと出た


「ええっと、拓也は何処かな」

『はい、こちらになります、どうぞ』

案内されるとそこには、まるで神々しいまでに堂々とした姿があった

「お前、何者だ?」

(ただのオタクだよ)

彼はそう答えると笑いながこっちを向いた

(で相談と言うのは?)

「ああ、それはだな....」

かくかく、しかじか...。

「と言うことがあってだな」

(なるほどな、でどうなんだ?)

「どうなんだって?」

(つまりそいつのことが好きっかってこと)

「なっ、なに言ってるんだお前!」

(いやいや、マジな話相手がお前のこと好きか嫌いとかノリがあったとわいえ、

そこまで好意がない相手にはそんなことしないだろ)

「まあ、たしかになあ」

考えてみれば前とはだいぶ関係が代わりその様な考えも出来るようになったのだ

(まあ、まだ急ぐ時ではないし相手から告白されたわけでも無いし

ゆっくり答えを出せばいいさ)

「それもそうだな ありがと」

(礼など要らぬ) 「拓也...」(ここはお前の奢りだからな フッ)

あっそうゆう落ちね 

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