第16話 なんだかんだ言って俺もそうなる←結論
唐突に先生に呼ばれなんななんだと、ついて行ってみればなんと
大物アイドルの草野 真希さんではありませんか
何やら打ち合わせで我が学校に来ていただいたようで、
ついでに、僕とみんなの昔話をたくさん話していただいたようです
いや~これからイベントあるごとに学校は僕を有効活用されそうだな
「じゃあそろ帰らせてもらいます」
校長室とゆうのもあまり居心地がよいものではないなので
そろそろ帰らせて貰おう
帰る準備を始めると
『じゃあ私もそろそろ帰りますね』
お前も来るんかい
「まさか、この学校にお前が来るとは.....」
『なによ?来ちゃダメなの?』
「だめだ」
『わかった~』
とか言いながら、なんかどや顔でこっち向いてきた
『他の男の子にかわいい私を取られたくないんでしょ!』
「はいはい、そうだねー」
『もうちょっと、感情を込めろ!』
てゆうか完全に実体験なんだけど、幼馴染とかの女の子とかはぎり話せてたんだけど最近はその子たちすらうまく話せないんだよね……
いや~やはり俺はコミュ障だな
そんな微笑ましい光景とは裏腹に
クラスの陰キャラの俺が可愛い子と一緒に歩いてるわけですよ。
もう、嫉妬や恨みすらも優に通り越し多分明日からどう俺を更なる
ぼっちへといざなうか考えてるレベル
『ねえ、この後なんか用事ある?』
「いや、とくにないけど」
『じゃあこの後遊ばない?』
「ああいいぞ、どっか行きたい所でもあるのか?」
『まあね じゃあいきましょうか!』
もう、木からは葉がなくなり少し寂し感じはするが、それはそれでいいもの
だろう
そんなことを思いながら二人で歩いた
「お前の行きたい場所ってここの展望台か」
『ええ、そうよ』
時間帯的に暗くなり始めて、町が徐々に明るくなってゆく
いつもなら心の中でこんな状況に、リア充キタコレ
とか考えるのだろうがこの時ばかりは言葉など出なかった
ただただ、美しい夜景に心をのまれ何も考えられない
そして、ふと隣を見れば真希の妙に大人びた顔を見たまま動けなくなってしまう。
たぶん、俺よりもいろんな人に触れ、感じ、考え、変わったからだろう
5分くらい経ったのだろうか、視線にきずいた真希が
こちらに顔を向けただ見つめあう、
俺に意識が戻った時には、真希が顔を赤らめ
『なにじっと見てんのよ!変態!』
と罵倒されていた。
「にしても混むな.....」
『そうね』
時間帯的にもいいのか人がさらに増え一緒に歩いていても
見失いそうになってしまう
『手、繋いでもいいわよ』
「へ?」
あまりにも小さい声でしかも内容も内容なのでついつい聞き返してしまう
『手!繋いでもいいって言ってるの!』
顔を赤くしてそう叫ぶ彼女はもう、可愛かった
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