第11話 もうすぐ夏休みも終わり

 途中ぼっちとか言っていたが訂正する

 コミュ障とか言ってるやつがコミュ障じゃないように

 しかしぼっちでわなくともそこまでリア充じみた

 学校生活を送っている訳ではない

 夏になれば海に行くわけでもなくまたまた

 女の子とてをつないで祭りに行くわけでもない

 まあ、そこは主人公補正で何とかしてもらいたいものだ。

 そんな僕にも夏休みが終わり

 またまた、そんな僕の学校生活が始まろうとしている

 訳だが.....

 ついにまったくイベントなしの特に楽しくなさそうな学校生活がいま

 始まろうとしているといきたいところだが....

「宿題が終わってねえええ!」

 夏休みが始まった頃は、明日、そしてまた明日を繰り返していたがラスト

 一週間辺りで流石になとか思っていたが

 ついには最終日だ

「こうなれば仕方あるまい....」

 連絡先から彼女の名前を選ぶ

 どうせ男子のほとんどは終わってないだろうしな

 あいつならちゃんとやってるだろう

 きのした ゆい 木下 結衣

 おれの数少ない(一人しかいない)女友達であり

 俺の趣味を理解し休日は一緒に遊ぶこともしばしばある


「もしもし」

『ハイハイーい』

「いきなりで悪いが率直に言おう」

『次の台詞は夏休みの答え、うつさせてでしょ!』

「なぜわかった!?」

「まさか、きさま能力者だったのか!?」

『んなわけないでしょ!』

『どうせあんたの事だから宿題終わってないと思っただけ』

「ならば話は早いな、どこで会える?」

『外でるのめんどくさいから、私の家に来て』

「いいのか!?」

『いいから急いで来て、待ってるから』

 女性は電話を切ると急いで部屋をかたずけ始める

 何しろ初めて自分の部屋に男の人を入れるのだ

 そして夏休みの最後に彼が私の部屋に自然に入れる環境(?)ができた

 この日のために夏休みを過ごしたといっても過言ではない 

 昔から自分では分からないものの美人といわれてるせいか

 学校だとわたしのまわりに人が多すぎて彼と楽に話せない

 夏休みだって友達と、遊びと、勉強でろくに会えなかった

 しっかり今日を楽しんでやろう

 あと、彼のためにも答えだけ写させるのは止めよう

 そんなことを思いながら今から彼の到着を心待にしていた


 その頃俺はとゆうと.....

 えー良いのか?

 人生初の女の子のへやにこんな軽い流れではいるとか.....

 まあ、リアル何てこんなもんだろ

 適当に道具をつめる

 宿題をみせてもらうんだ、あいつの誕生日プレゼントでもかってから行くか

 どうせ答えとか貰って来ればいいしな。

 鍵を締めそこまでの距離がないので自転車でプレゼントを買って結衣の家へと向かった。

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