第3話 君との思い出と君との未来

「あのーすいませんそろそろ機嫌直していただいてよろしいですか」


『そうねあなたが今から警察行ってセクハラしましたていうならいいけど?』


「いや、もう、それだけはご勘弁を」


 あれから十分ほどたつがまだ機嫌を直してくれそうにない


「じゃあこの店おごるんで、それで何とか」


『仕方ないわね.....それとこの後の、買い物手伝ってくれるならそれでいいわよ』


「喜んで有名アイドル真希ちゃんの買い物を手伝えるなんて、今日はいい一日になりそうだ」


『ふふ、もう調子いいんだから』


 その時今日初めて軽く笑ってくれた


『じゃあ行きましょうか!』


「そうだな」


 だるそうにしながらも内心少しうれしかった


 まあなんだ、変装していてもその人がかっこいいか可愛いかくらいはわかる

 真希もそれと同様それが原因で周りからの視線を集めている

 真希は普段から慣れているからかあまり気にしてないようだが

 慣れてない俺からしたら恐怖いがいのいがいの何物でもない

  あんなキモオタがあんなかわいいやつと一緒にいるww

 とか

  

え、何あの服ダサ

とか主に俺についての辛辣なコメントが流れてるに違いないとか思ってしまう


 適当に会話しながら歩いていると

『じゃあまずここね!』


「ああ、服屋かなるほど俺は買った服の荷物持ちね」


 店に入ると普段俺が買うようなラフな服ではなく、しっかりしたのがそろっている


「んじゃそこ座って待ってるから」


 店の外でケータイでもいじってようと外に出ようとすると


『何言ってるの 私の服選びも手伝ってもらうわよ』


「いやいや、センスゼロの俺に何を求めてんだよ!?」


『ほら、普段あんてがやって、そうなゲームにも女の子がいろんな服着てくれるんじゃないの?』


「確かにそう考えればそうだな」


『え.....本当にそんなゲームやってるの?』


 少し引いた感じで聞いてくる 頼む辞めてくれ


「仕方ないだろもてない男の子はそれくらいしか女の子と会話できないんだから!!」

「うわ~」


 今度はガチで引いてやがる やめてくださいお願いします!


『じゃあ、その、かの 彼女とかは....』


「いるはけねえだろ! なめてんのか!?」


『そっか』 


『じゃあゲームに出てくる可愛い女の子みたいな服選んでんでね』


 そうゆうと笑いながら店に入って行った

 ついてくしかないな

 仕方なく俺も店に入っていった


「こうなったら、めちゃくちゃ可愛いの選んでやるぜ!」


 そう意気込み店に入って行った。


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