第417話 ◆エロス エロス エロス
◆エロス エロス エロス
あたしのカワイイ子猫が子猫ちゃんに育ってしまった。
それにしてもなんだ、このエロスは!
同じ猫耳でもキャロンさんやミミさんやティアなどと比べて、そのエロさは異常なほどだ。
あたしは、今まで生きてきて、これ以上のエロさは見たことがない。
もう、これは一生、あたしの部屋から外へ出してはいけない気がする。
メガトン牛の搾りたてミルクで育てたのが悪かったのか、それともあたしが毎日抱いて寝たのが悪かったのか・・
ねえ、子猫ちゃん。 (もはや子猫ではないけど、あたしはこの子の名前を子猫ちゃんと付けた)
なあに、ママ?
そろそろ、お風呂に行こうか。
あたしお風呂はあまり好きでないわ。
えー でもね・・ 毎日お風呂に入らないと子猫ちゃんの匂いで、ママ発情しちゃうからお願い!
ママの頼みなら仕方がないわ。 いいわ、お風呂に行きましょ♪
そう、子猫ちゃんは体から甘~い匂いがする。 でもこれはただの女の娘の体臭ではない。
なんといえばいいのか・・・ 例えるなら女子高生を1000人、夏の体育館にぎゅっと閉じ込めたらこんな感じなのかとか。
なにしろ良い匂いなのだ。 これを30分もかぎ続けると、あたしはベッドの上でゴロゴロと転がりたくなる。
特に、夜の10時を過ぎるとムンムンと匂いが強くなる。
だから、毎日みんながお風呂に入り終わったころ、子猫ちゃんと二人でこっそりお風呂に入っている。
カコーン
ザブ~ン はあ~ いいお湯♪ お城の大浴場は、近場の温泉から水車を利用して源泉を引いて来ているのだ。
あたしは、子猫ちゃんの体をコシコシとしっかり洗ってあげる。
頭を洗ってあげている間は、子猫ちゃんの耳がペタンと横に真っ平になるのがカワイイ。
それにしても、子猫ちゃんの乳は堪らない美乳だ。 これを洗ってあげるとき、あたしは少しだけ男になってしまう。
ママ、そんなにオッパイばかり洗わないで。 そう言われてハッと我に返るときが何度かあったくらいだ。
お風呂から上がると、今度は子猫ちゃんの髪の毛を拭いてあげる。
長くて綺麗な髪をタオルで挟んで、水分をよく拭きとってから風を当てて乾かす。
そうこうしているうちに、また子猫ちゃんの体から良い匂いがほのかにし始める。
さあ、お部屋に戻ろうか。
あたしの部屋にはベッドが一つしかない。
以前は、シルフとかメイアとかサリエルが一緒に寝ていたことがあったが、お城を拡張した時にひとり一部屋にしたのだ。
だから、あたしの部屋にもう一つベッドを搬入するとみんなに怪しまれてしまう。
子猫ちゃんが小さい頃は良かったのだけど、今はあたしと同じくらいに大きくなったので、セミダブルサイズでは狭く感じる。
そして、あたしはこのエロ過ぎる子猫ちゃんと二人で毎晩同じベッドで寝ているのだ。
子猫ちゃんの弾力がある体に包まれて眠るのは、まるでこの世の天国にいるようだ。
ふぅ・・・
でも、やがてあたしは子猫ちゃんの正体にうすうす気が付くことになる。
その事は、次回以降に説明していきたい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます