第400話 ◆露天風呂とセレネのおっぱい

◆露天風呂とセレネのおっぱい


温泉宿に着いたあたしたちは、割り当てられた部屋に荷物を置いて、温泉宿の中を見て回ることにした。


周りが山で囲まれているために宿の中にいろいろな娯楽施設があるらしいのだ。


最初に見に行ったのは当然お風呂である。


露天風呂は男女別と混浴があり、どれも結構大きい。


あたしたちが作った温泉施設も参考にしているようで、スライダーとかもあった。


変わったところではジャングル風呂だ。 そこは幾つかの池のような温泉があって、その周りは木が鬱蒼と生えている。


奥の方にはお湯が流れ落ちる滝まである。


何が楽しいか分からないけど、子どもや獣人には人気のようだ。


そして、滝の横の崖を上るとそこがアスレチックのスタート地点になっていて、一周回って来てからまた温泉に入れるようになっていた。



あとは温泉宿には必須の卓球台も20台くらいある。  これには久々に闘志がメラメラと湧いて来る。


前にやった時は卓球の球が見えずに勝負にならなかったけど、あれからあたしは超レベルアップしている。


まずは、リアムからボコボコにしてやろう!



夜食施設も充実していた。


夜遅く温泉に入る人のために、ラーメンとかうどんが食べられる。 あとソフトクリーム屋もあった。


帰るまでに2kgは太ってしまいそうだ。  これは十分気を付けなければいけない。



お土産コーナーはお饅頭とか漬物とか、わけのわからないキーホルダーしかなかった。


でもきっと買ってしまうのだろうな。  何か買うと不思議に安心するんだ。


・・・


施設の探検を終え、部屋でお茶を飲んで一休みした後、みんなでさっそくお風呂に行く。


混浴に入るか男女で分かれて入るか考えたのだけど、男はコリン君だけなので女湯の露天風呂に入ることにした。


コリン君は、みんなと一緒に入りたかったようだけど、ち○ち○がついているので当然女湯には入れない。


だけど見た目は貧乳美少女なので男湯に入る勇気もなく、暖簾のれんに混浴と書いてあるお風呂へ向かった。


ちょっと可哀そうだけど、普段予算に厳しいコリン君に、あたしは容赦しないのだ。



露天風呂は、女湯 ー 混浴 ー 男湯の順で並んでいる。


それぞれを分けているのは二重の竹垣で、隣りのお風呂は一応見えないようになっている。



おーい コリンく~ん。


あたしたちは、隣の混浴にいるだろうコリン君に声をかけてみるが返事はない。


きっと仲間外れにされて拗ねているのだろう。



ちょっと、セレネったら。 またおっぱいが大きくなってない?


アリシアがいきなりあたしのおっぱいを鷲掴みにしてくる。


あーー それは、きっとホウニュウ草の効果だよ。


なっ・・ なんですって!


アリシアが人の親切を仇で返すようなことをしやがった成果が実った結果ですよ。


ず、ずるい!


でももうホウニュウ草は枯れちゃいましたけどね。


く、悔しいーーー。


なんだったら種をとっておいたので時価でお売りしてもいいのですよお嬢ちゃん。


ぐっ


ふひひ なんと3粒もとれましたからねぇ。 3サイズアップも夢ではないかと。


ほ、ほんとうに?


これを見ていただければ、嘘でないのが分かっていただけるかと。  ぶるるんっ


わかったわ。 帰ったらあらためて相談に乗ってもらうわ。


OK、アリシア♪  ←ルイの真似




まったくこの二人は、何をやっているんだかです。


そして次回は、ついに・・・ ごくりっ

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