第2話 洗濯を忘れたパンツ

「やあ、いらっしゃい!」


 親子が僕の家に遊びに来た。


「こんにちはー、僕さん」


 娘さんがフリフリの服を着ている。ママは落ち着いた黒っぽい上下。僕はと言うとラフな格好だ。


 僕たち三人はクーラーのきいた部屋で話す。時おりに笑いながら、僕はと言うと、今立てなかった。なぜなら勃起しているから。娘と良い、ママと良い、性的な魅力が溢れ出ている。


 すると、ママがトイレを借りた。


 僕は座りながらジェントルマンにトイレをどうぞと言う。娘と二人っきり。すると娘がこう言った。


「なんか、匂わない?」


 なんだろう?


「どんな匂いかな?」


 娘が恥ずかしそうにこう呟く。


「青臭いのよ……」


 この時に僕はしまった! と思い出した。夢精したパンツ、洗ってなかった! しかし、立てない‼ 股間が立っているから。


 そしてママは片手にそれを持って帰ってきた。


「ねぇ、僕さん? このパンツは何かな?」


 僕、絶体絶命のピンチ!

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親子丼はワンコインで 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo

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