第6話 イラスト
イラスト関係は改稿校正とほぼ同時進行です。
改稿作業の第一段階を開始した辺りで、四季童子さんに引き受けて貰えたとの連絡がありました。そこからが、イラスト関係のスタートです。
キャラデザ、カバーイラスト、口絵、挿絵と描いて貰うわけですが……これに関してはノータッチ。
なぜって?
編集者のK氏からは「任せて欲しい」と言われ、考えてみれば確かにそうだと思ってお任せしたからです。
またまた、なぜって?
理由は『自分では思い入れが強すぎる。それなら客観的な立場から考えて貰った方が、ずっと良い』と考えたからです。
そして、実際そうなりました。
なのでイラスト関係については、出来上がったイラストについて本文との相違がないかの確認をしてます。
1.キャラデザ
キャラデータとして、「名前、性別、年齢、職業、性格、髪型、髪色、目の色、身長、体格、服装、役割」など、イメージが掴める内容をキャラ毎に提出。
その内容ですが……驚きの大雑把さで提出しました。
・五条の服装:地味な灰色の背広、私服はダサイ
・チャラ夫の髪型:短くザックリ
・神楽の体格:ちんまい
・七海の体格:モデルができるぐらい
しかも、ふわっとしたイメージで動いていた部分も多いので『未定!』とした部分もありました。自分自身でも改めてキャライメージを掴み直す契機でした。
出来上がったキャラデザのラフ画をK氏経由で頂きます。
あの大雑把なイメージ資料が、素晴らしいイラストへ大変身! キャラに姿が与えられ命が吹き込まれた思いがします。
このラフ画がイメージ通りか確認するわけですが、流石! もうそのままでOKな気分。
とはいえ、K氏と一枚ずつ確認。
細かい部分で「五条の足を気持ち短めに、靴先を平たく」など要望を出してみたり。あとは、七海の制服姿Verを描いて貰ったりなどなど。
2.カバーイラスト
書籍の顔となる部分。
出来ました、と見せて貰った時は素晴らしさに大喜び。
改稿の半ばあたりのことなので、カバーイラストを眺め疲れを癒やしつつ改稿作業に励んでました。
3.口絵、挿絵
ラフ画時点と、完成版時点とで本文との相違を確認しました。
そんな相違なんてあるはずない……と、眺めていると二箇所発見!
まずは……口絵カラーのネクタイの色。
赤いネクタイなのですが、実はネクタイの色で赤を否定するシーンを加筆しておりました。そのため本文との矛盾が生じることに。
でも、見るほどに赤ネクタイが似合っている。
この時点で校正に入ってましたが、急遽本文を修正することに。
次は……職場シーン。
頂いたラフ画に題を付けると、『明るく楽しい職場で寂しげに仕事をする五条さん』といった感じでした。
対比としては凄く良いのですが、自分の中のイメージとは違ってます。
ここはお願いして殺伐感を出して頂きました。
4.装丁
少しイラスト関係からは外れますが装丁について。
タイトルロゴのデザインは、それを専門にする方にやって頂きます。
てっきりイラストの一部として描かれると思っていたので驚きでした。
こちらも出来上がったものを確認。
ちなみに、あらすじはK氏が書いてます。
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