第5話 改稿の実作業
さて実際の改稿作業です。
ここからは出来事と感想を羅列。
K氏からの指摘に応える流れで、
打合せ、原稿直して送信。
打合せ、原稿直して送信。
打合せ、原稿直して送信。
そんな事を何度も行いながら改稿。
この打合せは電話でやり取りするのですが、毎回二時間とか三時間とかです。時には夜中過ぎまで行い、途中で携帯のバッテリーが切れてしまったことも。
なので打合せ時に充電器は必須。
そして原稿の直し期間は二週間から三週間で行いますが、内容は大きく分け以下の三段階といったところでしょうか。
【第一段階】
まず内容見直し、余分な部分を減らします。
K氏からの指摘もありますが自分でも見直し、冗長箇所や重複箇所、もしくは余分な箇所を探し削ります。
でも、ただ削れば良いわけでも無いわけで。
文章に遊びがなければ味気なくなります。下手に弄ればバランスが崩れ部分もあります。
よって、なかなか頭を悩ます作業です。
しかも見直し中は、自分との戦い! 小っ恥ずかしいシーンや台詞なんて、身もだえすることになります。
【第二段階】
次に加筆修正をします。
K氏から意味の通りにくい箇所、突っ込んで表現して欲しい箇所、強調して欲しい箇所などの指摘を貰います。
とはいえ、具体的な細かい指示ではありません。
例として。
・プロローグにスピード感がないので出して
・後半部の途中までテンションあげあげ
・五条と神楽の関係性が分かり難い
・神楽に対して意地悪すぎませんか
などなど構成や流れ、気付いた点の指摘を頂きます。「考えるな、感じろ!」みたいな指示もあります。
これに対し考え、自分なりの答えを出しながらの加筆修正。でも同時にページ数は極力変えないよう注意して改稿。
【第三段階】
細かな部分の修正をします。
K氏が何度も読み直す中で、引っかかった部分について指摘を貰います。
この段階になると大詰めになるため、今までよりずっと具体的な箇所を示しての意見となります。
・このシーンが唐突すぎやしないか
・その台詞が心にグサッとくる
・あの表現、もう少し詳しく
・どうもしっくりしない部分がある
言われるままに直せば良いわけではありません。
葉を見て木を見ない(木を見て森を見ないまでのレベルではない)にならぬよう、場合によって直さないという判断も必要になってきます。
さて、こんな改稿作業ですが……。
日中はお仕事があります。夜だってすんなり帰れません。そうなると、作業できる時間は一日二時間あるかどうか。さらにWEB投稿も途切れさせたくない。
そのため土日祝は言うに及ばず、時には睡眠時間も削って作業することになります。半年間ほどTVはまともに見てませんし、小説も読んでません。人生のリソースの大半を注ぎ込んでの作業でした。
なので、書籍化作業をするとなると家族の理解と協力がなければ難しいと思います。あと、運動量が落ちるので体重が増加……食事にも注意が必要。
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