本編を書くよ
第12話 本編を書くよ――冒頭・プロローグ
プロットが通りました、ヤッタネ!
――ということにして、ここからは本編執筆です。
私は《時系列順&完成時と同じ構成で最初から書く人》です。
なので、最初から順番に執筆します。
まあ、完成時には大人の都合で中盤の盛り上がりを冒頭にダイジェストっぽく配置して……なんてこともありますが、私は最初から書きますよ。
ただし、演出の都合や読みやすさわかりやすさを優先し、初稿が落ち着いた頃にシーンを入れ替えたり加筆したりはあります(校正・改稿の章で語ります、たぶん)。
ということで、冒頭、プロローグに取りかかります。
冒頭はキャラクターとストーリーの両方がイメージできるように、印象付けることが重要です。
特に主人公(ヒロイン)は冒頭から10ページ以内にヒーローと劇的な出会いをするか、あるいは作品のゴールを示すことが求められると思っています。
ってか、ヒーローとすぐに会わせたいでしょ?運命的な出会いかどうかはさておき、名前くらいは知りたくないですか、読者として。
それに、最近はネット上でたいていお試し読みができます。
オンライン書店にもよりますが、長編作品なら長くても50ページくらいではないでしょうか?
そうなると、公開されている部分までで主人公の目的とその相棒のキャラクター(つまりはヒーロー)は明かしておいたほうがよいと思うのですよ、読者視点の自分としては。
主人公の目的と相棒がこれからどんな物語を作っていくのかを期待させられるように、イベントを起こして、キャラを動かして、【主人公(たち)の目的】【主人公(たち)の性格や主義主張】をえがくように意識して書くのです。
思った通りに機能しているかどうかは、きっと担当編集さんが教えてくれるので、不安だったらそう質問をくっつけて提出するといいですよー。
次は起承転結あたりの執筆で気にしていることについてです。
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