第32話 激しい攻撃
焼きそばを食べ終わって、コーヒーを飲んでいると僕のスマホにラインの通知が来る。
綾音「今から帰るね。買い物もするから少しラインが遅くなると思う。大丈夫かな
?」
僕「大丈夫だよ。買い物とかのんびりしてきてね。洗い物とか俺はあるしね」
僕は即座に返信した。
無の時間帯。
久しぶりの無の時間帯だ。テレビはワイドショーがうるさくて見ない。
不意に心が無防備になる。
神を名乗る幻聴(以後神)「何が大丈夫だ。うるさいだまれ。お前はしゃべるな。クズの存在で!この豚やろう!」
即座に幻聴として現れた第二の人格、悪魔を名乗る幻聴を脳内に話しかけてくる。
悪魔を名乗る幻聴(以後悪魔)「それでは失礼でしょう。豚に。人でも無い、豚でも無い、ただの自殺ができない臆病者ですよ。ここまで罵倒されて自殺できないのそは相当根が腐っていますね。私たちの手で裁くしかありませんね」0
神「そやな」
僕は幻聴を無視する。無視するとする言葉が脳内浮かぶ。
神「うるさい。だまれ!このクズやろう。早く自殺せんかい!それとも貯金はたいてボートスクールで脳を鍛えてもらうか!」
悪魔「無理ですよ。このカスは泳げません。救命胴衣を着けないでボートに乗って鍛えるなんて行為はできません。落ちて死にますよ。ボートスクールの人に面倒をかけてはいけません。睡眠薬をオーバードーズしなさい。死ねたら幸運ですね!ここまで言われて怒らないとかありえませんね。恥ずかしさで死にたくなりませんか?この役立たず!」
何でここまで言われなきゃいけないんだ。
俺が何をしている?
神「たたけばいくらでもほこりが出る体だろ」
悪魔「警察のお世話になっていないだけであなたは罪人なのです。罪人には死の制裁がふさわしい。うじうじ悩んでいるあなたにはできないでしょうけどね。生きているだけで罪です」
逆に笑えてくる。こんなにも僕は言葉を知っていたのだなと思う。普段出てこない言葉なのにな。いつどこで学んだ知識なのだろう?
言い返してはいけない。幻聴との会話は幻聴を増やす。
だから僕は耐えないといけない。
そしてこんな幻聴に忘れるくらいラインをできている。
綾音さんに深い感謝の念を抱いている。
いつか見た動画サイトの動画の言葉を思い出す。
心に強い根っこを持とう。
さぁ、バトルの始まりだ。僕の心に根っこを張って辛い幻聴を耐えていこう。
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