第2話生きている資格

幻聴 「てめーいつまで生きているつもりだ。どんな犯罪者だって一生懸命に生きている。てめぇみたいに無職で親のすねをかじり、幻聴が聞こえると言って働かないおまえに生きている資格は無い。死ね。俺は幻聴じゃねぇ。真実を伝える神の声だ。てめぇに生きている資格は無い!早く消えろ!消え失せろ!早くしねよ!」

突然幻聴が大きな声を上げて僕を責め始めた。

神なら救ってくれないのだろうか?

神にもいろいろいるから仕方ない。

でも生きている資格は無いのは本当かもしれない。

ニュースで取り上げられる犯罪者の構成要素である無職、オタク、病気と犯罪者3要件を満たしている。

幻聴「分かっているなら早く死ねよ。豚やろう!」

でも死にたくはない。でも犯罪者予備軍であり、いつ猟奇的な犯罪を犯すか分からない。やはり生きていてはいけない。

でも僕には友人、そして家族がいる。死ねば悲しむし、自分たちを責めるだろう。

そんな事はして欲しくない。それが僕が生きている理由だった。

幻聴「だまれ!犯罪者!。社会のゴミ。豚やろう!」

本当に僕は生きている資格は無いのだろうか?

僕は生きていたい。

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