第4話 血液型による性格判断が当たる理由

 私は、中学2年まで自分の血液型を知りませんでした。

 親や姉は、私の性格から、私の血液型を推測したのです。


「アンタは……Oやな」


 と言うことで、私は友達に血液型を聞かれたら「調べたことないけど、どうやらO型らしい」と、答えていました。


 しかし、私が小学3年生の時に、事件が起こります!

 姉が理科の授業で『AB型の父とO型の母からは、O型は生まれない』と、学んで来たのです。


 と言うことで、次に私に与えられたのは……


「Aは考えられへんから、Bやな」


 その消去法で、私は中学2年まで友達に聞かれると「調べたことないけど、どうやらB型らしい」と、答えていました。


 そして、月日は流れ「いい加減、自分の血液型を知りたい!」と言った姉のついでに、私も調べることになりました。

 そう、姉も知らなかったのです。

 性格から言えば、姉は自他共に認めるようなA型で、責任感が強く、しっかりしていて、弟の私にとって尊敬できる姉でした。


 そして、結果は……私がAで、姉がBでした。


 私の目には、姉が少しガッカリしているように見えました。

 そして、私がAだと知った母は


「そうそう、Aみたいなとこあるある」


 などと、ホザいておりましたよ。


 その時、私は思いました。

 血液型の性格判断が当たるのは、相手の血液型を先に知ることによって、その血液型に合った性格だけが、強く印象として残っている。

 また、親が血液型を知った上で、その血液型に合った性格に育ててしまうのではないのかと。


 「そんなことないよ」って思う人が居たら、血液型を知らない友達の血液型を当ててみてください。まぁ、4分の1だから当たっても可笑しくないけど、ハズレることも多いよ。


 ちなみに、アメリカでは8割以上の人が、自分の血液型を知らないそうです。

 え? 大ケガしたら大変だって?

 大丈夫、病院は必ず調べますよ。


『子供が血液型が違って、親がショックを受ける』

 なぁ~んて、ドラマ観たことあるでしょ?

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