見えた世界
屋根裏
見えた世界
半分田舎、半分都会のこの街の、大きくも小さくもないアパートの六畳間。
我ながらどこまでも普通な部屋だと思う。
テレビにテーブルにソファ、本棚に小さめのスピーカー。
どちらかと言えば充実しているのではないかとさえ思う。
大学生の頃には、友人達を呼んで飲み会をした。
あなたと床に座ってホットココアを飲んだ。
狭い狭いこの部屋で。
ばか騒ぎした友人達も、幾度となく愛し合ったあなたも。
それぞれの道へ旅立って行った。
どこまでも普通なこの部屋から。
あの頃から変わらない、広い広いこの部屋は。
見えた世界 屋根裏 @Atc_Strtl
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます