【3歳児】昔話を聞かせたら

 本エッセイしばらく更新が途絶えたうちに、アムゴロー氏三歳になってしまいました。

 はやいよ、時の流れが。絶えないよ、行く川の流れも。


 もう三歳半。

 本日のエピソードは、そんな彼に初めて昔話を聞かせた時のお話。




 〜ももたろう〜


 母氏「昔々あるところにおじいさんとおばあさんが仲良く暮らしていました」


 そしておばあさんは川へ洗濯に。


 母氏「すると、川上から、大きな桃がどんぶらこ〜どんぶらこ〜と流れてきたのです」


 息子氏「桃っ!!」


 母氏「おばあさんはその桃を持ち帰り」


 息子氏「あっ!!」


 母氏「えっ!?」


 息子氏「ダメだよ! おばあさん、お金払ってないよ!」


 え、そこ!?


 いや、まぁ確かに……?このままではおばあさんは窃盗容疑で警察に?


 母氏「おばあさんは財布を取り出しお金を払って桃を持ち帰りました」


 息子氏(納得)


 母氏「その晩、おばあさんが桃を割ると……桃の中から大きな赤ん坊が生まれたのです」


 息子氏「なんで!? なんで桃の中から生まれたの!? なんで!?」


 え、なんでだろう……?


 母氏「えーと……とにかくその男の子を桃太郎と名付けました」


 息子氏「ねえ、なんで桃から赤ちゃん生まれたの? なんで?」


 こだわってるーーーーー!




 〜浦島太郎〜


 母氏「浦島さんに助けてもらった亀さんはこう言いました。『助けてくれてありがとう。お礼に、あなたを竜宮城へ連れて行ってあげましょう』」


 息子氏「え、やだ!! どこにも行きたくない!!」


 浦島太郎、完。






 話が進まねーーーーー!!!!


 うん、でもアムゴロー君て本当にこうなのよ。


 親から差し出されたものを「はいどうも」とすんなりとは受け入れない子。


 こりゃ大物になるわ。(親バカ)





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