2歳児とぬいぐるみ
「子どもって、母親の言うことよりぬいぐるみの言うことを聞いたりしますよ」
というアドバイスを本作のコメ欄にていただきました。(感謝)
アムゴローはあまりぬいぐるみに執着するタイプではなかったので、そういうことには未挑戦でした。
なるほど、と思い即実行。手近なカメのぬいぐるみを掴み、アテレコ開始。
『あむちゃん、どうしてお風呂に入らないの?』
母氏渾身の裏声。
するとなぜか息子氏も裏声に……!
「入らないのー」
『でも、入らないとばっちぃよー』
「ばっちくないよー」
すごいナチュラルにカメと会話してる……
『カメがついて行ってあげようか?』
「うん」
え、行くの? それで行っちゃうの? 本当にカメの言うことなら聞いちゃうの?
母氏ちょっとびっくり。地声でさらに呼びかける。
「じゃあカメといっしょにお洋服脱ごうねー」
「うん」
そして脱衣所へ。
「カメー、ここで待っててね」
『分かったよー、カメ待ってるよー』
タオルとともにカゴの中でちょこんと待つカメに見守られて無事入浴。
(ナイスプレイ、かめーーーーーーー!)
「ママとーあむちゃんとーカメね。三人で寝るのね」
息子氏はそう言いながらお布団へ。
そしてその晩は仲良く三人で寝ましたとさ。
不思議だなぁ、あのカメは一年以上我が家にいたのに。
お話しするようになると、突然お友達になっちゃうのね。
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