異世界つれていかれたんですが異世界が壊れちゃいました♪
楠木黒猫きな粉
第1話 テンプレ転移させられたんですが王女の計画が壊れちゃいました♪
「あっれーおっかしいなぁ~」
驚いたような間抜けな声が瓦礫の山に響く。勿論、俺の声だ
「なんで、王城が瓦礫に変わってるんですかね?」
さて、物語はこのクソみたいな展開から始まるのである
四月七日 火曜日 天気 晴れ
俺は高校生になるはずだった。何故、過去形かというと学校の校門を潜った瞬間に異世界に引きずり込まれたからさ。
そして、そして、異世界に飛ばされた人は俺だけじゃなく、なんと総勢百人以上だった!
まぁ…ここまではテンプレだよね。異世界小説では見飽きた展開だもんね!
しかーしテンプレと違うところは誰一人として見知った顔が居ないというところである。寂しい!
ま、まぁ……俺のボッチ事情は置いといて、ここらで委員長みたいなのが自己紹介しようとか言い出す頃だなーそんなことを思っていたら、白黒の空間からきらびやかな王城のような場所に変化した。お、テンプレか?テンプレだよ!
そして数秒後、なんかデカイ扉がバァァァァン!って開いて……いやこのバァァァァンだとどこぞの奇妙な冒険みたいになるな…バーーン!でいいや
とりあえず扉が開いた訳ですよ。そしたらなーんかドレス着た綺麗な女の子が入ってきたんだよ。テンプレェ!
そしたら女の子はねこう言うわけですよ
「ようこそおいでくださいました!勇者さm「テンプレすぎだろ!ちょっとは設定変えろよ!飽きるぞ!」
途中から入った声?俺の声だよ文句ある?さすがにこらえられないよ!酷いパクリだよ!
「お、落ち着いて下さい!勇者様!」
「黙れ!テンプレ王女!なんだ?貴女はあのタイプだな?異世界人を人間と考えていないタイプだな!」
中指を立てながら王女にそう言った。端からみたら俺馬鹿ですね!だがその時の俺は止まらなかった!
「あ、お前一瞬ドキッとしたな?そうかそうか俺らを使い潰した挙げ句魔王を倒したら殺すつもりだったな?」
「な、なんで!バレたんですか!!」
「え、マジで?合ってたの!クッソこんなん笑うわ!」
周りの皆のポカーンとした顔をよく覚えてる。思い出しただけで死にたくなるね♪
「バレてしまっては仕方ありません!この者達を一人残らず殺しなさい!」
女の子たぶん王女様が兵士達に命令をだす。うわーい死にそうナウ!これSNSであげたら有名になれるねやったね!
この言い合いをしている間俺は一歩たりとも動いていません!
うわー槍向けてくる!コッワ!コッワ!
そんなことを考えて後ろに一歩下がった
その瞬間
壁にはひびが入り床は砕け始めた
そして俺は…………
と、思ってた時期がありましたよ!ハイこれで現在に至る話終わり!
「これ、どうするよ…」
いや、人は生きてるんだよねだって目の前に兵士立ってるし
周りの人も無事。王女も無事。無事じゃないのは王城だけ
ふむ…この状況ですべきことはひとつだな
俺は地面に膝を付き手を地面に置き頭を下げる
そう……土下座
俺は土下座をしながら大声でこういった
「スイマセンシタァァァァァ!!!」
俺はこれ以上の土下座をもう一回はできないだろう。
この世界は少しだけテンプレとは違うらしい。
俺みたいな変人を呼んでしまったんだから……
はぁ……どうするよこれから
異世界つれていかれたんですが異世界が壊れちゃいました♪ 楠木黒猫きな粉 @sepuroeleven
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。異世界つれていかれたんですが異世界が壊れちゃいました♪の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます